『博多めんたい佛教大学』のホワイト・ボードとして活用して行きます。
楽しく仏教を学べる空間をクリエートして参ります。
苦諦では、苦しみがどうして起こるかという事が説かれております。
具体的には、五蘊によって苦は生じると。
そしてその苦には原因があると説くのが集諦です。
十二因縁がその真理として説かれております。
滅諦では、その苦を滅する方法として禅定(瞑想)が説かれております。
道諦では、日常における苦からの解脱の方法として八正道が示されております。
ここで重要なことは、五蘊と縁起がどのように説かれているか
という事ではないかと私は考えます。
蔵教では、五蘊と縁起がどのように説かれているか。
まずはここから詳しく見ていきましょう。
ここまでのお話の中で、
「色・受・想・行・識」の五つの要素における「四つの変化の相」のお話をしたのを覚えてますか?
『阿含経典』の、ここで説かれている内容です。
五取蘊の四転 http://james.3zoku.com/kojintekina.com/agama/agama70520.html
実はこの「四つの変化の相」とは、
『倶舎論』で説かれている四縁を意味しているのではないかと考えられます。
『倶舎論』では、次の四つの「縁」が説かれております。
因縁(いんねん):直接の原因。 等無間縁(とうむけんえん):一つの心が途切れることなく次の心を起こす条件。 所縁縁(しょえんえん):対象や心が互いに関係する条件。 増上縁(ぞうじょうえん):助けとなるすべての条件。
これは縁起における「因・縁・果」の〝縁〟にあたる内容です。
因があって、それが縁に依って結果として果が生じる。
といった縁起の法理における〝縁〟です。
この「因・縁・果」を『倶舎論』では、
実在論的(リアリスティック)な立場から、
物質的・心理的現象の因果関係を説きます。
「リアリスティック」と書いているのは、ChatGPTです。
ではその意味は、
リアリスティック(realistic)
[形動] 1 対象をあるがままに写そうとするさま。写実的。「リアリスティックな絵画」 2 現実主義的。現実的。「力関係をリアリスティックに見きわめる」
となります。『デジタル大辞泉』
一切法を実在論として説いているのが蔵教のアビダルマ(論蔵)『倶舎論』です。
一切法とは世界を形成する全ての法という意味です。
この一切法を『倶舎論』では色・心・心所・心不相応行・無為の五つの範疇に分類して説いております。
これを五位といいます。
<五位の内容>
色=物質的なもの 心=心の主体である識、心王 心所=心のはたらき 心不相応行=心でも身でもないもの 無為=原因と条件とによって変化しないもの
色とは姿・形のあるモノ、即ち物質の事です。
心は、そのまま人のこころの事です。
心所とは、その心に生じる感情や意思などの働きです。
心不相応行がこの説明文では、ちょっと分かりずらかと思いますが、
分かりやすく言えば「法」です。科学や物理学で言うところの「法則」ってやつです。
重力や引力、運動の法則とかがそれにあたります。
最後の無為は、説明すると長くなるのでここでは割愛させて頂きます。
蔵教で説くところの「真理」とでも言っておきます。
これらの五つの要素が先に紹介しました四つの縁によって生じると説くのが『倶舎論』です。
ここでのポイントは、この「四つの縁」です。
「色・受・想・行・識」の五つの要素における「四つの変化の相」のお話の
『倶舎論』における「四つの縁」のお話です。
(※ 4×4を意識されて下さい)
蔵教・通教・別教・円教の四教の中の、
蔵教の「四つの縁」のお話です。
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苦諦では、苦しみがどうして起こるかという事が説かれております。
具体的には、五蘊によって苦は生じると。
そしてその苦には原因があると説くのが集諦です。
十二因縁がその真理として説かれております。
滅諦では、その苦を滅する方法として禅定(瞑想)が説かれております。
道諦では、日常における苦からの解脱の方法として八正道が示されております。
ここで重要なことは、五蘊と縁起がどのように説かれているか
という事ではないかと私は考えます。
蔵教では、五蘊と縁起がどのように説かれているか。
まずはここから詳しく見ていきましょう。
ここまでのお話の中で、
「色・受・想・行・識」の五つの要素における「四つの変化の相」のお話をしたのを覚えてますか?
『阿含経典』の、ここで説かれている内容です。
五取蘊の四転
http://james.3zoku.com/kojintekina.com/agama/agama70520.html
実はこの「四つの変化の相」とは、
『倶舎論』で説かれている四縁を意味しているのではないかと考えられます。
『倶舎論』では、次の四つの「縁」が説かれております。
因縁(いんねん):直接の原因。
等無間縁(とうむけんえん):一つの心が途切れることなく次の心を起こす条件。
所縁縁(しょえんえん):対象や心が互いに関係する条件。
増上縁(ぞうじょうえん):助けとなるすべての条件。
これは縁起における「因・縁・果」の〝縁〟にあたる内容です。
因があって、それが縁に依って結果として果が生じる。
といった縁起の法理における〝縁〟です。
この「因・縁・果」を『倶舎論』では、
実在論的(リアリスティック)な立場から、
物質的・心理的現象の因果関係を説きます。
「リアリスティック」と書いているのは、ChatGPTです。
ではその意味は、
リアリスティック(realistic)
[形動]
1 対象をあるがままに写そうとするさま。写実的。「リアリスティックな絵画」
2 現実主義的。現実的。「力関係をリアリスティックに見きわめる」
となります。『デジタル大辞泉』
一切法を実在論として説いているのが蔵教のアビダルマ(論蔵)『倶舎論』です。
一切法とは世界を形成する全ての法という意味です。
この一切法を『倶舎論』では色・心・心所・心不相応行・無為の五つの範疇に分類して説いております。
これを五位といいます。
<五位の内容>
色=物質的なもの
心=心の主体である識、心王
心所=心のはたらき
心不相応行=心でも身でもないもの
無為=原因と条件とによって変化しないもの
色とは姿・形のあるモノ、即ち物質の事です。
心は、そのまま人のこころの事です。
心所とは、その心に生じる感情や意思などの働きです。
心不相応行がこの説明文では、ちょっと分かりずらかと思いますが、
分かりやすく言えば「法」です。科学や物理学で言うところの「法則」ってやつです。
重力や引力、運動の法則とかがそれにあたります。
最後の無為は、説明すると長くなるのでここでは割愛させて頂きます。
蔵教で説くところの「真理」とでも言っておきます。
これらの五つの要素が先に紹介しました四つの縁によって生じると説くのが『倶舎論』です。
ここでのポイントは、この「四つの縁」です。
「色・受・想・行・識」の五つの要素における「四つの変化の相」のお話の
『倶舎論』における「四つの縁」のお話です。
(※ 4×4を意識されて下さい)
蔵教・通教・別教・円教の四教の中の、
蔵教の「四つの縁」のお話です。