続きます
「でも、一回だけなら良いですよ。」
思わぬ言葉に俺は「えっ?」と漏らしてしまった。
「新條さん真面目だし、言わないと思うから。いつも楽しそうじゃない顔してて、無理してるなって。私も無理してたから。」
意味が分からなかった。全く理解が追いつかない俺を気にすることなく伊澄が言った。
「手でしてあげるって言ってるんです。それが唯一の楽しみとかなんでしょ。その代わり二度と話しかけないで下さい。」
彼女は蔑んだ目で仕方なさそうに言った。
「えっ、ど‥どういうこと?」
俺は思わず訊き返してしまった。
伊澄は「とりあえずウチ来てください。」と嫌がりながらも俺の手を引いた。
「は‥?」
伊澄は俺を連れてマンションの玄関前まで来た。
ドアを開けパンプスを脱ぐ伊澄の足裏が見えた。こんな状況にも関わらず、勃起しそうになった。
「入ってください。」
伊澄はコートを脱ぐこともなく、そのまま俺を招き入れた。
伊澄に訊いた。
「だから、今から抜いてあげるの。ドMなんですよね?何してほしいですか?」
伊澄の変貌ぶりに驚いている間もなく伊澄が言う。
「この格好で抜いたら良いんですか?答えてください。」
俺は嘘をつけないと思い、頷いた。
「じゃあ服脱いでください。」
俺がパンツを残して服を脱ぐと、伊澄は後ろから俺の口を塞いだ。
「むぐぅっッ?」
伊澄は冷徹な顔をしたまま俺をベッドまで運んだ。
「ほら。新條さん殺し屋みたいって言ってたじゃないですか。こうやって簡単に殺せますもんね。」
「ンンッ‥んぐぅー!」
俺は一気に怖くなってきた。もしかして死ぬのか。
「暴れないでください。でも、勃っちゃってますよ。めっちゃ気持ち悪いですね。」
俺の股間に再び電流が走った。
「ンンッ‥んフンフッ‥!」
俺は命乞いした。
「何言ってるか分からないです。望み通り今から犯してあげる。」
伊澄は塞いでいた手を片手に変え、黒革手袋の手をギュギュっと握りしめた。そのまま俺の股間に手を伸ばす。
ビクンッ‥‥
「ンンッ‥‥」思わず仰け反ってしまう。
「足で挟んであげる。」
黒タイツの足をペニスに絡ませ扱き始めた。
すぐに我慢汁が溢れ出した。
シコッシコッシコッシコッ
「ンンッ!?ンンンンンッ!!」
俺は苦しさと刺激の強さでもがいてしまうが、伊澄の絶妙なコントロールに気持ち良さを感じてしまう。
「手でもしてあげる。」
我慢汁でヌルヌルになったペニスを黒革手袋の手で覆いゆっくりと撫で回す。
クチュックチュックチュックチュッシコッシコッシコッシコッ