覚えていただいていてありがとうございます。
私も古いグッドマンにぞっこんです。
私が愛用しているのはAL120という3WAY同時期の一番最初のモデルです。
年季の入った英国の老マニアの知人もタンノイのシルバーと似ているがAL120最初期トライアキショムの方がさらに渋い音がするとぞっこんでした。
それから1958年当時のグッドマンの総合カタログにaxiom150mk2,axiom300,audiom60,etcを中低域に使う2way,3wayをステージ2ステージ3を知りマルチウェイに興味を持ちましたが、axiom301以前のアルニコユニットを使った、その辺りの先例が日本にほぼ無くてヤキモキしている時にブログ主さんのブログに出会い目から鱗でした。
一度数年前にヤフオクでaxiom150mk2の3WAYが出ているのを見つけ、すぐさまブログ主さんのスピーカーだとわかり、ほとんど入札しかけたことがあります。
あのスピーカーを落札された方はラッキーですね。
それからいろいろ調べる内にaudiom 60が用途に分けて下が35hz、55hz、75hzとコーン紙によって分かれていることを知りました。
当時のaudiom60はマルチのbass用、駅や学校などのpa用、オルガン用などコーン紙の番号によって3種類に分かれていたようです。
それからグッドマンの3WAYは1950年代にはミダックスホーンが大型でmidax 400 ホーンというモデルが使われ750hz、5000hzでネットワークされていました。その後60年代axiom301の時代に入りホーンが小型となりmidax650,ネットワーク950hz 5000hzとなったようです。
それでユニットを英国の知人を通じて探しaxiom22mk2と同じマグネットを使ったbass unit audiom 70cを手に入れました。
しかし大型ホーンの50年代の750hzできったネットワークが英国その他で7年探しても一つしか見つかりません。
それでmidax 400horn 3WAYのプロジェクトは未だ道半ばです。
ネットワークも作った方が良さそうですしミダックス400ホーンを使った場合の箱は内容量が更に大きくなってグッドマン指定ではmidax650よりも随分大型になるようです。
それも造るとなると大変です。
私は福岡在住で周りにほとんどそのようなプロジェクトのアドバイスされお話し出来る人がおりません。
オーディオは英国の古い機器しか知らないもので周りのマニアはウェスタンを使っている人が多くほとんどアメリカ機器です。
英国機器はタンノイかグッドマンといってもアキショム80くらいです。
ですからaxiom 22を使ってらっしゃるブログ主さんの50年代goodmansのステージ3との格闘を経て、音を確かめながらaxiom22mk2の2way ステージ2に落ち着いた、日本ではあまり先例のない幸せな変遷は私も感激いたします。
Nさま
やはりそうでしたか。ご無沙汰しております。
MIDAX400は名古屋市にお住まいのY下さん(SUNVALLEYさんのAUDIOコラム『私のオーディオ人生』に記入があります。)のお宅で聴かせて頂いたことがあったかと思います。確かLondon WesternのウーハーにMIDAX 400とTREBAXを組み合わせ、当時神奈川でエンクロージャーを製作されていた会社に注文したTANNOY型コーナータイプエンクロージャーに収めて使用されていました。
当方が断捨離のためにGoodmans3WAY(AXIOM150MKII+MIDAX650+TREBAX/Stage3)を処分したのもご存知だったんですね。確かに購入金額の4/1ほどの価格で落札されましたが、日本でTANNOY人気ほどに評価がされていないことに驚かされました。
Nさまの愛機AL120を聴いた経験はありませんが、『オーディオの足跡』で見ると、IIILZに似たSPですね。
このSPをQUADIIやMAZDAの出力管で駆動した音色はさぞかし素晴らしいものでしょうね。一度は聴いてみたいと思っております。
当方のHPでAXIOM22MKIIに落ち着いた経緯はご覧いただいたかと思いますが、3種類の低域ユニット(AXIOM150MKII/AUDIOM60)で音色はかなり違ってきます。ツイーターに同じTREBAXを使用してもAXIOM22MKIIの高域が一番甘くてビビットな響きでした。AXIOM150MKIIは硬質で締まりのある音色が美点ですが、クラシックなどの曲種ではややその重たさが仇となりました。AUDIOM60はAXIOM150MKIIを大人しく上品にしたような音色で、ポップスやロックなどの曲種で物足りなく感じました。
話は戻りますが、AXIOM22MKIIを古典球のコンパチアンプで駆動した音色は素晴らしく、特にPX4とバリウム曻華型フィラメントのテレフンケンRE-604を組み合わせはまさに横綱格の組み合わせでした。
しかし昨年暮れ「東北の真空管博士」が英国から調達いただいたこのEDISWAN MAZDAの真空管を組み合わせたところ、低域の質感の違いに驚ろかされてカートリッジやMCトランスなど組み合わせる機種のバランスを考える必要がほとんど無くなってしまいました。どんなカートリッジやトランスで使用してみても、このMAZDAのTUBEとAXIOM22MKIIの組み合わせが聴かせてくれる音色(世界)から逸脱することが全くありません。
そんな訳で昔からメカ好きで機械いじりが好きな性分で、いつもどこかのパーツや組み合わせを変えては良くなったと言うオーディオへの取り組みで自己満足していましたが、最近はそのような取り組みの必要を感じなくなってしまって、HPの更新がほとんど無くなってしまいました。
さすがに年齢も65歳近くなって聴覚の衰えも激しいので、そのあたりが原因となってオーディオの音質の判断を曇らせているのかとも思いますが、先日オーディオ仲間から自作リード線を数種類送っていただいて試聴した際にその違いを割と明瞭に判断することができましたので、高域の聴力は間違いなく弱まっていますが音楽を楽しむという判断力はまだ健在だと少し安心いたしました。
Nさまから投稿いただいた頃と同時期に別府でワインバーを営んでいらっしゃる英国オーディオ愛好家の方とも交流が生まれ、現在も継続してお付き合いさせていただいておりますが、ひょっとするとコロナによって計画が延び延びとなった九州ドライブ旅行が来年にも実現できそうなので、お目に掛かる日が来年にも来るかもしれません。
少し楽しみが増えたような気がします。