12年前の優勝者・弓田潤さん以来の
決勝戦進出者を輩出するのか伊那北
過去の最高成績は15年前の単独3位
達成したのは山口哲也さん。
それを今回更新するのか佐久長聖
3年連続で決勝進出、その内2連覇を
達成した小山源樹さん以来10年振りに
頂点を極めるのか長野高専
連覇を(そして3年連続決勝進出)を目指す
酒井悠安くんの力を持って森下泰聖さんから
続く県高校竜王3連覇を成し遂げるのか屋代
早速振り返ってみましょう
12年前の優勝者・弓田潤さん以来の
決勝戦進出者を輩出するのか伊那北
過去の最高成績は15年前の単独3位
達成したのは山口哲也さん。
それを今回更新するのか佐久長聖
3年連続で決勝進出、その内2連覇を
達成した小山源樹さん以来10年振りに
頂点を極めるのか長野高専
連覇を(そして3年連続決勝進出)を目指す
酒井悠安くんの力を持って森下泰聖さんから
続く県高校竜王3連覇を成し遂げるのか屋代
早速振り返ってみましょう
⬆️準決勝・中畑和将くんVS斉木温彦くん
この対決に臨む斉木くんを見た時
私(丸山)の脳裏に、これから6年前の
春の小学生選手権を戦った彼の姿を
思い出しました。その時の彼と今現在
高校竜王戦を戦う彼の立場が酷似していた
からです。
当時小学4年生だった斉木くん。その時も
2位通過でしたが、準決勝の対戦相手が
初戦で私(丸山)が本命視した北信代表の
選手を初戦で倒し、その勢いで1位通過を
果たした2学年上の選手でした。
そう、この高校竜王戦で小林くんを倒して
1位で予選を突破した中畑くんのように。
そして中畑くんも斉木くんより2学年上。
この奇妙なまでの偶然を目の当たりにして
将棋の神様のイタズラかと勘ぐらずには
いられない私(丸山)でありました
そしてあの時と同じく元気良く攻め込んだ
斉木くんがリメイク勝利。佐久長聖初の
ファイナリストになったと同時に自身も
県高校団体戦に続く今年度の高校棋戦
2度目の決勝進出を果たしました
⬆️3位の表彰を受ける中畑くん
師匠の北原昭さんから賞状が手渡されました
県アマ竜王戦で奥村龍馬さんを倒して準優勝
高校の大会でも昨年の高校選手権で準優勝を
果たして全国切符を掴みました。決勝戦こそ
小林暖希くんに敗れましたが今回見事に雪辱
格段の進歩を見せてくれました。
今後も兄・太翔くんと共に将棋を続けて
更に株を上げてくれるでしょう
前年敗れた相手や勝てなかった年配者を
次々と連破した勇姿は本当に
逞しさを感じました
⬆️準決勝・酒井悠安くんVS小林暖希くん
県支部対抗戦では瀧澤峻平くんを交えた
長野支部トリオで準優勝を果たした両雄が
敵に分かれての宿敵対決であります
相雁木で40手まで同型でしたが
先手の酒井くんが88玉と入城、小林くんが
中飛車に転換した直後に45歩~35歩と先攻
後手の小林くんも8筋からの継ぎ歩攻めから
端攻めで反撃。そして両取りの桂打ちの応酬
宿敵対決ならではの激しい戦いになりました
駒割りは角と銀桂香の3枚換え
2枚の馬を作り駒台に歩を6枚乗せた
酒井くん。攻めるか?入玉か?
酒井くんは入玉を目指しました。
前年の決勝戦でも用いて成功させています
点数では20点にも満たない小林くん
流石に苦しかったと思います
しかしこの危機を救ったのは
一段目に眠っていた自陣飛車でした
まずその一段飛車の威力を活かしての
香車の田楽刺して酒井くんの馬を奪い
自分の王様を中段に上げて安定させた後に
飛車が成り込み竜としてから自陣に戻して
角交換という形で、もう1枚の馬も消します
酒井くんも頑強な受けを見せましたが
62桂や91香が好位置で、ついに入玉叶わず
最後は2度目の田楽刺しの王手飛車が
トドメとなって小林くんが初の決勝進出
県高校三冠奪取に向けて王手をかけました
⬆️3位の表彰を受ける酒井くん
団体戦では母校・屋代を連覇に導き
アマ棋王戦では県の内外の強豪を連破して
高校生タイトルホルダーに。そして前述通り
県支部対抗戦で準優勝。支部や母校、そして
長野県の威信を掛けた戦いに次々と白星を
積み重ねた若き強者・酒井くんには
心からの拍手を送りたいと思います
決勝戦の組み合わせは⬆️の通りです
2位通過者同士による決勝戦という図式に
生々しい激戦の足跡を聞く思いであります
実力拮抗のサバイバルレースも大詰め
小林くんと斉木くん、どちらが初の栄冠を
手にするのか?それは⑤にて語ります