室蘭女子高生失踪事件

私が、麻未さんが彼氏からの電話で応対した内容が真実かどうかを疑う理由ですが、それは彼の証言は任意の取調べでの、一度だけで得られた証言ではないだろうかと思うからです。つまりその場の思いつきで証言したものではないか、ということです。それはウッカリ口をついて出たものか、故意に嘘を言ったのかはわかりません。これが2度3度複数回の取調べを受けて彼の証言には食い違いがなかった、ボロが出なかったという確証が得られたものならば、私も少しは信用しようと思います。「少しは」というのは、そういう取調べの場でも、自己暗示のように平然と繰り返し同じことを寸分違わず言える人もいるからです。
それとこれは私の憶測でしかありませんが、彼氏が言っている麻未さんからの応答が、彼氏が聞いたとしている言葉ではなく、実際は無言だったのではないか、ということですが、1度目の「下に着いた」はともかく、2度目の電話ではどこか静かな室内にいるようだったと証言している点が気になります。しかも非常に緊迫した状況が電話を通して伝わってきたために、麻未さんは電話に出て何も話せなかったけれど、彼氏は今はとても話せない状況と受け取って、それがあたかも彼女の声で聞いたと記憶してしまい、そのように証言したのだとも思われます。これはあくまで彼氏の電話の証言が正しいものではなかった、という前提から、ある可能性を私が想像して書いてみただけのことですし、実際には証言内容と違う言葉を聞いたのかもしれません。