「環境から刺激を受ける」という考え方は、生態心理学的にみた場合、間違いです。それはワトソン流の行動主義の考え方で、人間は受動機械である見解です。人間をコンピュータになぞらえる認知科学の一派の思想も基本的にこれです。スキナーやギブソンは能動的な生体というのを根本に置いています。生体は刺激を選択しているのであって、受動しているわけではないという考え方です。また「刺激」というと物質とエネルギーによる作用を連想するので、ギブソンは使用しません。「情報」を使います。このへんについては、今のところ微妙な差異しか感じられないかもしれませんが、まったく違います。引き続き学習を継続してくださいね。世界の見方が変わりますよ。
どんな天才でも、時代や歴史から独立には存在できないようです。よってどんな天才の発想も、いずれは古くなります。天才たちの業績のどういうところが時代の産物なのかを考えてみても面白そうですね。
8点差し上げます。
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