今回の講義において、規範という相互行為の調整機能について関心を持った。規範の例において、郵便ポストの例が分かりやすかった。郵便ポストの使い方を知らない子供は、投函口にごみなどを入れてしまうことがあるが、大人がそれを止めて、いくつもの使い方の選択肢がある中で、正しい使い方へと向かわせる圧力を規範だと知り、規範を実現することによって知覚が深まると学びました。
会話の終わり方においての規範の例についても、会話の最終交換に移るためにお互いが発言権を放棄して会話の終了に向かわせるといった、もう話したくないのであれば電話を切ったりすることも可能なのだが、私たちは今までの経験や教えから、規範に従って行動していると学んだ。
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郵便ポストの例で押さえてほしかったのは、知覚の発達は行為の発達が表裏一体でくっついているということです。どうしてポストがポストと知覚されるかというと、「郵送」という行為をアフォードするからです。ポストのスレッドに物を入れるということは、「入れる」ではなく「郵送」という行為となるのです。このように行為が変わることで、ポストはポストになります。もっともあなたがおっしゃるように、「郵送」の結果(入れたものが誰かに届く)がわかる前であれば、大人が子供の行為に一定方向の圧をかける(ゴミを入れさせない、届けたいものだけを入れる、など)必要はありますね。
自分達の環境が規範で満ちていることが認識できてよかったと思います。
6点差し上げます。