23認知科学概論

23年度「認知科学概論」 / 22

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F24056 2024/10/03 (木) 19:56:26 fa4c9@4ecf3

今回の講義で、心理学研究の広がりと時代背景の関わりについて理解することができた。今まで人の名前と年代が並べられたような資料でしか歴史を眺めたことがなかったのでどのような時代にどのような考え方が流行ったのかなど、想像しながら勉強することができた。このような方法で勉強(試験勉強や基礎知識の)すれば少し楽しめるかなと気づきを得ることができた。私は今回の講義で、その時代の宗教観が研究内容や考え方に影響を与えると知ったが、フェヒナーのように神による教えと自分自身の考えが一致しない研究者はどのように割り切っていたのかなと疑問に思った。キリスト教の教えに反する人が弾圧される時代で心理を身体から紐解いていこうとした研究者たちも、本心は違ったのかななど考えると、今まで研究内容にばかり目が行ってしまっていたけれど、研究する人たちについて知ることで研究内容を深く理解することができるようになるのかなと気づきを得ることができた。また、ユンクのように神秘的な体験から心理を紐解いていった学者もいることから、見えないものをどのように定義するかというのは自分自身の考える心によるとも考えた。心を考える際には、事実に基づいた根拠を用いて条件の揃ったグループ内で同じような結果がでる研究と、無意識・意識の話のように目に見えずデータで表せないものの研究があると整理することができた。認知科学を研究する際にはどちらの立場も必要であり、さらには心理学以外の立場も必要であることから、学際的研究とよばれる理由が歴史を眺めてみて理解することができた。

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    satsugakushinri 2024/10/07 (月) 10:09:06 >> 22

     歴史は書かれる人によって変わります。試験でマルバツをつけるために編纂された歴史はとても退屈です。一つの考え方ではありますが。歴史の面白いところは、みんなクリアに割り切れず、もやもやしながら生きていたことなのではないかと思います。
     体験というのはとても強烈で、頭では割り切れなかったことが、確信を持ってこうだと体験から導かれることが多いです。ユンクはそういう「わかってしまった人」だったのかと思います。私の限界が世界の限界ではありますが、私の限界を絶対のものととらえず、それを絶えず更新していく態度が適切なのではないかと考えます。学問はルールとして、「みんながわかるようにする」というものが底流にあるので、自分の体験を出しすぎると「俺ルール」なやつだと周りから煙たがられます。とは言え、体験のないやつというのもつまらないし、これは個人的意見ですが、体験がない人は本当の意味で賢いとは言えない。
    8点差し上げます。