弾道の計算式ですが、惑星Warthunderの物理は地球上と大体同じであろう(特に重力加速度)と仮定して、こんな式で計算しています。画像上の式は空気抵抗力の式で、その大きさは弾速の自乗に比例するものとしています。弾丸が受ける力が重力と空気抵抗力だけであるとすると、弾丸の速度と位置は、画像下半分の微分方程式で表されます。微分方程式を解くのはさすがに面倒なので、表計算ソフトで数値計算して解を得ています(ルンゲ=クッタ法)。さて、計算結果とwarthunder内の挙動を合わせるためには、抗力係数C_Dを求める必要があります。この値は、実験によって得られます。ゲーム内で、機関銃/砲を水平に撃ち出して、水平方向の飛距離と到達時間の関係を測定し、実験値と計算値の誤差が小さくなるように抗力係数を決定します。(例1) (例2)現状の弾道計算と測定方法は以上の通りです。正直なところ、現時点では空気抵抗が弾速の自乗に比例すると言えそうな実験結果が無いので、もうちょっと寝かせてから話持ち出せばよかったとちょっと後悔。
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