おんJ艦これ部Zawazawa支部

おんJ艦これ部町内会 / 182

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名無しのおんこれ部員@Zawazawa 2017/01/05 (木) 01:00:37 bd7a7@1c7c0

あるアーケードの筐体で野分が演奏しようとしていたとき、インバネスコートを着た人物が野分の右隣のターンテーブルにやってきた。
「野分、隣失礼していいか?」
「は、はい、大丈夫ですけど」
「Danke.プレイ代金は私が持とう」
「え、いいんですか?」
「もちろんだとも」

野分がまず1曲目を選択する。
「あれ?最高難易度でいいのですか?野分は一番下にしますけど」
「ああ、大丈夫だ」
野分がまず選んだのは、冬のイメージのバイオリンの曲。階段を降りていくムービーが特徴的らしい。
最高難易度を選んでいたグラーフは余裕綽々の表情。これには後ろでまじまじと見ていた嵐と萩風と舞風も黙って見ているしかなかった。

2曲目も野分が選び、日本風でSEが特徴的な曲。タイトルが野分の好みらしい。
グラーフは依然笑顔のままであった。なお野分はクリアに失敗した模様。

「あぁ、3曲目は私が選ばせてくれ」
「ん?何にします?」
「そうだなぁ……」
といってグラーフが選曲した曲はときどき猫の鳴き声がするとても愉快な曲だった。
もとは別のアーケードからの曲らしい。
野分はクリアに失敗したがもう一度やってみたいとも思っていた。

これにてあっという間に2人プレーの時間は終わった。
「突然で申し訳なかったな。有難う」
「こちらこそ、素晴らしい腕前を見せていただいて感謝します」
「いやいや、例には及ばない。助言の何一つもしなかったのだから」

颯爽と現れた伯爵はこうして去っていった。
グラーフのプレイに見とれていた第四駆逐隊の皆はまたそれぞれのゲームを遊び始めた。

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