おんJ艦これ部Zawazawa支部

おんJ艦これ部町内会 / 147

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お酒作り 2016/11/07 (月) 06:16:47 修正 29bdb@5d0fe

会議が終わった後。
「待て、wolke」
そそくさと立ち去ろうとする雲龍にクールな声が呼び止める。
「……何かしら?」
あまり呼び止められたくなかったらしく、顔には出さないが嫌そうな声をしているのがわかる。
……葛城は仕事で、天城はケーキの搬入等で面識があると聞いたが、雲龍はグラーフ・ツェペリンと面識が無かったけ。
「いや、特に無理難題を言うつもりは無い。 少し確認したいことがあってだな」
「なにかしら?」
「前にも飛龍を通して伝えてもらったと思うが、キチンと寝ているのかと気になってな」
「ああ、その事。 おかげさまで睡眠時間をキチンと確保するようにはしています」
「うむ。 君は独り身ではないのだから、身体は大事にしなくてはな」
「ええ、気をつけます」
「それとだな……」スッ
雲龍の目の前まで近づくとグラーフ・ツェペリンは雲龍からグルグルメガネを取る。
「その黄金の瞳、私にも見せてくれ雲龍」

大胆。
鎮守府で働いていた頃、魔術師と言う空母を風の噂で聞いていたが、こんな風に懐柔するとは。
雲龍も顔がどことなく赤らめている。
それはバレていた恥ずかしさか、それとも評価された嬉しさからか。

……僕もこれは見習わなくては。

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