ある日どこかで

「ある日どこかで」について語りませんか? / 606

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606
ken_chris51 2021/06/08 (火) 11:22:19

若旦那

イレーヌ終わり、アレックスに突入。
ミステリーでは、古典では、事件のトリックを暴くというのが王道かと思ってますが、
イレーヌは、小説自体がトリックですね。
色々考えてみるに、小説自体にトリックを仕掛けるのは、アガサ・クリスティのアクロイドが
古典の代表例かなあ、と思います。
でも、一人の作家につき、一度しか使えない手ですね。
その点、エラリー・クイーンは愚直なまでに、犯罪自体のトリックに拘ってるように思います。
まあ、でも、クイーンは作家自身がトリックじゃないかとも思いますが。。。
そういえば、犯人ではないけど、Zの悲劇は、探偵が語り手で、なにか分かった、ひらめいた時の
ごまかし方が、ちょっと陳腐かなあと思いましたけど。
で、アレックスですが、どういう仕掛けをかますのかなあ、と楽しみながら、読み進めてます。
まあ、今のところ(50頁くらい)、凄惨さがちょっと和らいでますけど、
健康的な、スーパー・ウォーカー様には、やっぱり勧められませんね。
スーパー・ウォーカー様には、カタツムリのごとく、源氏物語と格闘してもらいますかね?

ほな。

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