<70前の爺さんが読む源氏物語>
11)六条院
ところで、源氏物語に出てくる「六条院」って架空の邸宅みたいですね。
何となく紅楼夢の「大観園」を彷彿とさせますね。
ま、六条院の方がずーっと昔なんですけどね。
大観園は中国にテーマパークっぽいの(そんなに大きくない?)あるけど、
京都も作ったらいいいのにと思いますが、圧倒的に知名度ないのが弱点かな。
光源氏という言い方は少なくなり、六条院という言い方が増えてますが、
これ同一人物ですよね?
40歳って言うてるから、今なら中年。当時は初老でしょうか?
六条院って言うからに、皇族扱いってことですね。
確かに、最初は母親が桐壷の更衣みたいだから、皇族なんでしょね。
第二次大戦中の日本では、源氏物語も危険文書扱いだったみたいな。。。
そりゃまあ、一夫一婦制にもろ反するし、それが天皇一族なんだから、
ヤバいんでしょうね。
当然、光源氏が主人公なんだけど、色々出てくる女の人の方が中心っぽい。
花散里の名前が出てくるとほっとします。
あの人、美人じゃなく、どっちかと言うと、ブスっぽいんですが、
性格は共感できるように描かれていますね。私もそう思います。
光源氏=六条院が、女は性格が一番だと言うてる?
お前が言うな!ですね。
とどのつまり、自分が浮気性で随分、色んな人に迷惑かけたと。。。
ん?今頃気づいたんかいな?
ところで、源氏も50歳とか、で、はっきりとは書かれてませんが、
紫の上に続き、源氏も亡くなりました。
で、あと1/3残っているのかな?
ネットで見ると、残りの主人公は、匂いの宮、薫だとか。。。
それにして、源氏って好き放題に女性と関係もったけど、結局一番は紫の上だったんですねえ。
源氏の落ち込みぶりが半端じゃなかったです。切ないですね。
(続く)