中国の方が高速鉄道の距離が長いのは、国土の広さを考えると納得だが、スペインが2位なのは予想外だった。
発着の中心であるマドリッドは、国土のほぼ中心部にあり、日本のように細長くなく、まとまった国土なので、そんなに長い線路はないと思っていた。ちなみに、日本の約1.3倍の国土に日本の人口の約3分の1が住んでいる。
スペインの高速鉄道の大きな利点は、フリーゲージ列車を成功させたので、一部、従来の在来線の線路の上を高速鉄道が走れる事。日本でも山形新幹線の例があるが、スペインでは、日本のような狭軌がないので、標準軌のときのスピードを多少犠牲にすれば済んだのだが、日本では、狭軌でスペインのフリーゲージの技術導入が難しく、また、標準軌区間の最高スピードの関係で導入に到っていないらしい。
それでもなぜか、日本の新幹線はスペインで有名らしく、お土産に日本の新幹線の模型のオモチャを持っていったら喜ばれた。
あと日本のもので有名なのは、畳だろう。アンダルシア地方では、ところどころに畳ショップがある。スペイン語では、複数系をi で終える傾向があるので、tatami と言えば、複数で、1枚の畳は、tatamo と男性名詞で表現する。スペインの友人は、畳を1枚だけ買って、自分の寝床のベッドに使っていた。こういう使い方もあるんだと思った。
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確かにスペインが中国に肉薄しているのは以外だが、スペイン人は概して新し物好きだからこういうものの導入に抵抗がないのかも。イギリスがランクインしていないのはその逆パターン。ロンドンとバーミンガム間という近距離への導入予定以外の計画がないらしい。電車好きに見えるドイツが積極的でないのはよくわからない。今後距離が伸びそうなのは長距離路線区間の多いトルコだろう。