>> 8608
キングダム殿、
ホラダンスは、会社を辞める前から、退職したらすぐに大谷を見に行くと言っていました。確か、大谷も見に行けるから、会社で無理して働くつもりがなくなったと、リストラの言い訳にも使っていたような記憶があります。
それが、数年間、先送りになり、この数か月前に、急に興味がなくなった、とか言い出したのです。
ホラダンスの別の名をフラダンス、とも言うのですが、これは発言内容がフラフラぶれることに由来しています。
また、同時にホラを吹く器用な性格をしているので、フラフラブレブレのホラダンスとも言われます。
キングダム殿はご存じと思いますが、アメリカは歴史が浅いと言うのは、当たっている面もありますが、それがどういう意味においてなのか、薄っぺらい理解しかない人もいます。ホラダンスがどちらかかは、分かりませんが。
例えば、ホラダンスが現在、訪れている福井県の遺跡は殆どが江戸時代以降だと思います。良くて室町時代でしょうが、その頃には、アメリカ大陸はコロンブスによって発見されており、建国13州は17世紀には街づくりが始まり、日本で寺子屋が盛んになる前に大学教育も始まっており、その頃の建物は現在も残っています。日本は木造建築が多いので、仕方がないのですが、江戸時代の建物を歴史的建造物と捉えるのであれば、アメリカにはとても適いません。
さらに、アメリカ建国前にも先住アメリカ人、いわゆるインディアンの文明はあり、その名残りは各地の地名に残っています。北海道の地名にアイヌ文化の名残があるのと同様だと思います。ただ、アメリカの先住民族は、農耕民族ではなかったので、大きな統一国家として成立せず、その歴史建造物は、殆ど残っていません。この点も、アイヌ文化と共通するかもしれません。
インディアンで農耕民族と言えば、現在のメキシコの地で栄えたアステカ帝国ですが、ここは、アメリカ大陸から少し足を伸ばせばすぐに着きます。って言うか、実際、不法移民が大量にアメリカに入って来ていますから。メキシコには、ピラミッドもあるので、歴史的建造物としてはかなり古い部類に入ります。
アメリカ合衆国の歴史自体は、一般に、独立宣言を発した1776年以降とされていますが、それをもって、アメリカに旅行しても歴史がない、と言うのは、薄っぺらい理解です。
日本が歴史がある国だと言うのは、天皇家の継続性が、公式には2600年以上、継続しており、その間、王朝の変遷がなかったこと、そして、それにより、文化の継続性が保たれていると言う点にあるのではないでしょうか。例えば、万葉集を読んでも、その頃の様子を読んだ人が想像できるのは、日本が文化的継続性を永い間保っているからであり、現在のアメリカ合衆国の地で8世紀に書かれた文書が見つかったとしても、現在のアメリカ人は、内容に思いを寄せることはできないと思います。
中国3千年の歴史と言うのも、王朝が変遷していること、民族の入れ替わりが何回もあったことをもって、3千年ではなくて、共産党が政権を取ってからの短いものと言う人もいます。
ヨーロッパに目を向けると、ルネサンスに影響を与えたギリシャ文明を現在のギリシャ人に当てはめるのは、無理があります。ゼウスの神の信仰なんて、おそらく現在では、ほとんどないと思います。
イタリアも歴史的建造物の宝庫ですが、ローマ帝国で使われたラテン語は、現在では、使われていません。また、フォアロマーナを見ても分かるように、キリスト教が入ってきた事により、かつての神殿は、破壊されてきた歴史があり、そこで文化的な継続性は、日本のようには保たれてはいないと思います。
そう考えると、歴史に興味があるのであれば、旅行をするよりも、読書に行く着くのかもしれません。
なお、ホラダンスは、リストラ(公式には、自己都合退職?)の頃から、大正時代の研究をすると言っていますが、そのことについて、ホラ孫さんが何度も問いただすと言うのが、この掲示板の一つの慣習になっています。
なお、上記の点、論文みたいに出典を確認していないので、間違っている点があったら、ご指摘ください