ホラダンス殿
昭和から平成にかけてのバブルの頃なら日本人の片言の英語でも、経済力を背景にアメリカ人も付き合ってくれたけど、日本の経済力の落ちた現在、日本の若者も敏感に状況を感じ取り、字幕なしでテレビを見られるくらいのレベルはいくらでもいるぞ。職場の派遣の女の子に連絡するときにも、外人は普通に英語でやり取りしてくる。
アメリカ人と親密になれば分かるが、アメリカ人は英語を喋れない人間を馬鹿と言ってはばからない人がビジネスマンにも結構いる。なぜなら、アメリカには、非英語圏から亡命してきて、アメリカで英語を習得し、ビジネスで成功し裕福な生活を送っている移民が大勢いるから。それから、外資系の世界中の国の参加する会議に参加すると分かるが、フィリピンとかインドネシア、タイと言った、ややもすると日本が見下しかねない国の担当者も普通に英語を話してくるし、英米人の話す早口の内容を理解している。それが令和の働き方よ。ボディランゲージだとか、早口だからところどころ単語だけ分かるなんて言っていると、犬と同じ扱いを受けるぞ。
ホラ孫さんのご子息の英語学習法は、実務的な英語習得の正攻法。昔は、洋画のセリフを書き下ろした雑誌とかもあったので、購読したものだ。一方、日本の英語教育は、生徒の為ではなく、先生と文部科学省の為にあるから、どんなに勉強してもビジネスには直結しない。
但し、文法だけは、キッチリと覚えた方がいい。ここをホラダンス用語でいう、「大体」分かるとか言っていると、英語圏では、ワンランク下の人間として見られる。イギリスは勿論、アメリかも階級社会だから。
さらに言うと、発音の矯正もアメリカで上流階級に食い込もうとする移民が必死に努力していることの一つ。
これは、My Fair Ladyを見れば分かると思うが、イギリスもアメリカも同じ話。アメリカ人と親しくなると、こういった現実を教えてくれるようになる。