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2022/12/31 (土) 10:08:33
>> 4005
ゲーテがいたのは、当時ワイマール公国。ゲーテが生まれたのは、ちょうどフランス革命の頃だから、まだまだドイツの統一が遅れていた頃。ワイマール公国が最終的にドイツに統合されたのは、1918年だから、相当遅い方だ。
ゲーテのイタリア紀行が初めて日本語訳された昭和10年の頃は、イタリアの地名は、英語読みで記すのが通例だったが、ゲーテの原著ではドイツ語だったので、当初ドイツ語読みで記されていたのが、改訂版で現地語読みであるイタリア式に直したとの翻訳者の記述がある。
原著が英語なら、英語の原本に当たろうと思うのもいいと思うが、元がドイツ語で英訳したものを読むのは気が進まなかったし、そもそもゲーテの著作は、昔、職場にいたドイツ人のエリートでも難しいと言っていたので、初めから日本語訳しか考えていなかった。
原書が英語以外でも英語のものを読む価値が大きいのは聖書などが挙げられる。
ラテン語をドイツ語に翻訳した後、続けてウィクリフという人が英訳したと習ったが、これらが宗教改革のうねりになったと言う史実があるからではなく、聖書に出てくる英語の表現は、特に新約聖書を中心にアメリカ人の表現に良く引用されている。旧約聖書では、モーゼの十戒も覚えておいた方がいい。
「隣人の財産を欲してはならない」とあるが、ここから、人の財産を見てうらやましい、と言う日本人の発言を
生理的に受け入れられない欧米人は多い。そういう時は、それはいいですね、同調すべきなんだが、段々と分かるようになってきた。
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