【最後に…】
個人的に思っていることを、人の引用なしに述べてみます。
最終回はアレでしたが、一年間見続けたし、キャラにも愛着が湧いているので、一番面白かった頃をあげてみると…。
クドベン、ハイテン、イカサマのギフテクトリオが登場していた頃が、一番善悪がはっきりしてわかりやすかったし、面白かったと個人的には思います。
この辺、もう少し引っ張ってもよかったのでは?
番組開始当初、悪魔との契約がテーマと言うことで、もっとおどろおどろしい内容を想像し、野バイスも闇墜ちして邪バイスになるのではと思っていた。
「邪」は本来バイスに使うつもりでいた。
ひょっとしたらベイルは、闇落ちしたバイスの姿だったのではないか?
色が違うだけでほとんど似た姿だったので。
ベイルが悪の兆しを見せたのは、初期の頃時々あった。
それはユキ母やダイジを食べようとしたことや、イッキくんが写真から消えたときも、鼻歌を歌っていたことがあったというあたり。
では、どうしてバイスが完全に悪に染まらなかったのかと考えると、バイスの声を木村昴が当て、バイスが愛嬌あるキャラになってしまい、途中でキャラ変させることが出来なかったのかもしれない。
最後で嫌バイスになるのは、ちょっとした現れ?
なぜなら、バイスが家族や仲間を食ってやったとイッキくんに言い、それをイッキくんが簡単に信じてしまうのは、バイスが悪魔だからやりかねないと思っていたことになり、それまでの流れと齟齬が生じているので。
多少の路線変更が生じていたのかもしれない。
完全なる悪の存在というのも意外と少なかった。アギレラとフリオは改心したし(アギレラはもとよりぴえんだったからその兆しはあったが)、折手家とアカガイは残忍だったが、それでも人間らしい弱さを垣間見せるところは時折あった。
だんだんと悪役が小ぶりとなり、最後は楽屋落ち的な内輪もめで終わったのは、前作と同じようで残念なところ。
悪魔を扱いながら、意外と完全なる悪を描ききれないもどかしさが、ヒーローものとしては弱みになってしまった気がします。
さて、この後、呼び名の総括とパロディータイトルの解題を書きますが…。
首藤さんの方は、「ゲゲゲの鬼太郎」の原作から取られているのかな?と思っていましたが、意外と?その辺私は不得手なので、首藤さんの方も原典が何か開示願えないでしょうか?