今週も、うろたえたろう #45
【特撮ニュース】
今回はこちらで特撮ニュース。
前回書きたかった「タローマン」の話題を。(この番組は放送済みですが、YOUTUBEで一部視聴可能)
昨年末、タローマン(全10話、10分番組)の一挙放送がEテレで放送された。
本放送は7月に放送されたらしいが、この時私はタローマンの存在を知らなかった。
タローマンについて詳しくはこちら
(NHKのページ)
https://www.nhk.jp/p/taroman/ts/M7359Q6PQY/
(ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/TAROMAN_岡本太郎式特撮活劇
(タローマンPR動画)
https://www.youtube.com/watch?v=mYm_km9uiZw
岡本太郎の絵画、彫刻、オブジェなどのデザインを元にウルトラマンのような巨大ヒーロー(タローマン)と奇獣(怪獣ではない)が創造し、劇中のセリフ、テーマソングの歌詞、サブタイトル、そして奇獣の名前にも岡本太郎の作品名や彼が話した有名な言葉がちりばめられている。元々は岡本太郎の展覧会のプロモーションとして制作された。
現在は名古屋で開催中で、タローマン関連の展示もあるらしい。
70年代に放送されていた特撮番組というテイでやや退色したカラーリングと、当時のマイナー特撮を創造させる演出、どこかで見たことがあるようなキャラなど突っ込みどころ満載の作品。
一挙放送に合わせ、NHKでは「タローマンヒストリア」も放送された。これはかつて放送した「ウルトラマンヒストリア」のパロディー的なものだが、一部の視聴者はかつてこんな番組が放送されていたのかと思った人もいたようだ。
https://twitter.com/hakatano_shiwo/status/1614813082760642560
https://twitter.com/himukan/status/1618175580427661312
タローマンはウルトラマンのような銀色ボディーに巨大な日輪のマスク。
日輪の周りのフレア(炎)は飾りではなく、手に取ってナイフのような武器になったり、投げつけることもある。
最大の武器は「芸術は爆発だ!」という一種の光線技?浴びた相手は絵の具が飛び散るように、あるいは彫刻が砕け散るようにして消滅する。
奇獣も岡本太郎のデザインを元にしているが、その名も「森の掟」や「歓喜」、「未来を見た」など作品名がそのまま使われている。そして最大の敵の名は「太陽の塔」(やっぱり)
奇獣は獣を思わせるものや人型の他に、生物的ではない幾何学的なデザインもあり、エヴァの使徒に近い?
しかし、タローマンは正義の味方とは限らない。奇獣が出現して街を破壊すると、タローマンも登場するが、戦わないで奇獣とふざけたり、だらけてビルに座ったりと、かえって人々から非難を受けることもある。そんなとき、タローマンは容赦なくその者にも「芸術は爆発だ!」をお見舞いするので要注意。
ある回ではタローマンが強敵に倒されてしまい、そこへタローマン2号(ゾフィーやセブン上司を思わせる存在)が救援に現れるが、タローマンの取った行動はー。そしてニュース解説者のコメントもふるっている。
https://twitter.com/nhk_osaka_JOBK/status/1563809866497593345
最終回のラス敵は「太陽の塔」
攻撃すればする程分裂する敵に、タローマンもなすすべがなく、街はめちゃくちゃに。
人々の非難は奇獣よりも、むしろタローマンに集中。
それを受け、タローマンは?
(最終回 前編)
https://www.youtube.com/watch?v=ONcDWfTzm9M
(最終回 後編)
https://www.youtube.com/watch?v=uL_KA0gmBn0後編
正義のヒーローじゃないじゃん。(笑)
ネットではこのめちゃくちゃなタローマンに、もう一人のめちゃくちゃなタロウを結びつけ「桃井タローマン」という造語が一時トレンド入りした。
https://twitter.com/search?q=桃井タローマン&src=typeahead_click&f=top