【おもてなしのうらばなし】
今回は思いつくまま、ライダーシリーズから原点のサブタイトルをチョイスしたので、全ライダーシリーズの網羅は考えていませんでした。
意外と、いろいろなところから引っ張っていましたね。
この中で一番自分が気に入っているのは、#32「ワタシは100%オマエの敵だし」です。
敵であるホークンと共闘し、共通の敵ハンドレッドと戦うことになったが、トモダチになったわけではないというクロトーの想いを、彼女に語らせたらということでこの形に。
原点の「友だち」に対して「敵だし」で語呂を合わせました。
ストーリー的に気に入っていたのは、#28と#29のスターシャイン星野編。
聖姫との遠恋は一言も言わず振り切れたカジキングの怪演が光っていましたが、#29はギーツのオマージュとも言うべき
しかし、見返すとライダーシリーズのサブタイトルを原点としたやり方は、そろそろ頭打ちで、何でも使いすぎて手垢が付いているものも多数あるので、次作は違うものを原点とするべく考えております。
【名付けオヤのバックヤード】
もう一つおまけに、呼び名の裏話も。
当初苦労したのは、冥黒の三姉妹の呼び名。
アトロポスのみ名前が長く、3人の語尾がバラバラだったため、最初はアポトス、クロトス、ラケトスにしようかとも思っていました。
ついでにミナトもミナトスにしようかとも。当初は敵ではないのかと思っていたので。(一時は敵に付いたが)
そうしなかったのは、二文字の方がとっつきやすいし、女性キャラだしということで。
また派生語も生まれやすそうという狙いも。
クロはいっぱい派生していったし、ラケは劇中でもラケちゃんと呼ばれていました。
また、ツナスパから工具や金属名が付く名前は食べ物に関した呼び名にするという無謀な試みは、舞台の一部がキッチンいちのせであったり、ホークンが食べ物ネタで言い間違えをする(ホムンクルスをハムの燻製、ハンドレッドをパンナコッタ等)のにも一脈通じていたのではないかと思っています。
あとはケミーの呼び名はよく100以上も考えたものだと自分でも思います。
実はかなり昔に考えていたものも蔵出ししたので、もうストックはスッカラカンです。
ライダーの呼び名を動詞で統一できたのもひとつの試みでした。
アルケミーは最後は○○ケミーで終わりたかったので、トモニアルケミーで終われて満足です。
…と長くなりましたが以上です。お粗末様でした! 。