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ニチアサ視聴感想(他の番組も可) / 1145

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仮面ライダーギーツ視聴感想『書くのはオレだ!』最終話「黎明Ⅰ:ここからがハイライトだ!」その2

 行が多すぎます。行数は50行以内にしてください。 とのメッセージが出たので、書き込みを2つに分けた首藤であります。

 
●【 桜井景和 】 世界平和 【 ケーワイ 】

 警察官を目指すケーワイ。

 その前に、闇堕ちした際にさんざん酷い事をしたツムリ(ツムリン)にはちゃんと謝ったのか?

 ●【 野上良太郎 】 ”ごめんなさい”は? 【 プラットフォーム 】
 ●【 ギラ 】 ごめんなさい(土下座) 【 ギラくん  】
 ●【 ジェラミー 】 罪は、犯したその人のみが負えばいい 【 ジェラミン 】

 
●【 一ノ瀬宝太郎 】 ちょっと待ってよホッパー1! おいどこ行くんだよ!? 【 呼び名未定(チラッ) 】
●【 ホッパー1 】 ホッパ~! 【 呼び名未定(チラッ) 】

 来週から新番組放送開始だチュン!(キャラが違う)

  
●【 作品の 】 最終の「さあ! ここからがハイライトだ!」 【 総評 】

 作中の細かい問題点については個々のエピソードの感想でさんざん指摘してきましたから、ここでは全体を俯瞰した視点で。

 
 個人的に、今作を一言で評するなら【キャラクターを駒として使い、自分のやりたいストーリーをプロデュースしたメタフィクション】と言えるでしょうか。

 
 この一言、「ストーリー」を「ゲーム」に置き換えると、そのまま今作の内容そのものに当てはまるわけですけど(この辺りもメタフィクション?)、今作では【キャラクターの描写】よりも【述べたいストーリー】を重視した、いささかバランスの悪い作りになっていたような印象があります。

 確かに、エースくんの素性に関する様々な伏線や、デザスターの真の正体等、スタッフが仕掛けた”叙述トリック的なミスリード”は見事なものでしたし、トリックで視聴者を化かす手法自体はなんら悪いものではありませんが・・・

>> 462
似たようなミスリード展開は脚本家が同じ『仮面ライダーエグゼイド』第35~36話でもありましたけど、ミスリードの引っ掛けが貴利矢(バイク)の魅力を改めて浮き彫りにする相乗効果を上げていたのに対し、今作は【ゲームの参加者たちが、複雑怪奇な駆け引きを描くための”駒”として扱われていて、細かく練られたストーリー展開がキャラクターの魅力向上に殆ど繋がっていない】印象がぬぐえません。
なのに、当の本人のエースくんは劇中で「俺たち参加者はゲームマスターの駒じゃない」と主張しているわけで、これは壮大な皮肉・・・?

 エースくんが創世の力を受け継いで「誰もが幸せになれる世界」を口にし始めて以降(←これ、元々は桜井景和(ケーワイ)が言っていたもので、母親と再会したエースくんが連呼し始めたのは少々唐突な感がありました)はかなり持ち直したものの、

 【母親と会うためなら他のライダーを平気で化かして勝利する/「どうせ負けても復活する手段は裏でしっかり講じてるんだろうなあ」と、ピンチ展開になっても全然ハラハラを感じなくなってしまった(悪い意味で「安心して見ていられる」)主人公のエースくん】

 【世界平和のためと言いながら実は姉のために戦っていた → 闇堕ちして色々と酷い事をした → 立ち直った後、酷い事をした自覚はちゃんとあるのに、劇中では結局被害者のツムリ(ツムリン)に一度も謝らなかったケーワイ】

 【親友を事実上ライダーに殺されたのに、何故か他のライダーを救うために行動していた吾妻道長(ズーマー)

 等々、キャラクターの言動が今一つ嚙み合っていなかったような(裏付けの描写があっても個人的にあまり頭に残らなかった)感じは最後まで否めませんでしたし、

 【せっかく魅力が出そうなのに、ゲームのたびに参加メンバーが変わって事実上”使い捨て”にされてしまった/逆に、久々に再登場したと思ったら大した描写もなく再びいなくなった】

 これら他のライダー・キャラたちの扱いも非常にもったいなかったので、欲を言えば、もう少し”キャラクターの魅力を浮き彫りにする方向”にシフトしてくれていたらなあ・・・と。

 特に、ケーワイは自分の推しキャラでしたから、終盤or後日談で台詞無し&ほんの1カットだけでもいいから【ツムリ(ツムリン)に頭を下げるシーン】を挿入して欲しかったですね。

 ただ、最終話のエンディングの絵馬で”今まで劇中に登場してきたライダーたち(一部)のその後”がちょこっと垣間見えたのは実に心憎い演出でした。

 まあできれば直接出演して欲しかったし、隠れて見えなかった小金屋森魚(コキンギョ)の願いの内容が無茶苦茶気になりましたけど!

 
 もちろん、キャラクターの魅力を含めてこの作品を絶賛する方は大勢いるでしょうし、実際「3.5次元」「オーディエンス」等々、メタフィクション的な要素・描写に関してはほぼ文句の付けようがない程素晴らしいと思いましたが、自分にとっては改めて【キャラクター】と【ストーリー】のバランス配分について考えさせられる作品になりました。

 
 最後に。

 正直に言うと、上記の難点のせいもあって、個人的にエースくんに対しては人間的な魅力をあまり感じる事ができず、今ひとつ好きになれない存在でした。

 
 ・・・でも・・・

 オレがずっと願い続けた、「『ギーツ』が終わっても深黄泉さんとこの掲示板を続けたい」という密かな願いは、最後の最後で本当に叶いました。

 
●【 DGP 】 願った分だけ、人の幸せは存在する 【 ルール 】

●【 浮世英寿 】 この世界は生まれ変わる。 幸せの総量も限界もない。 みんなが願った分だけ、みんなが幸せになれる。 そんな世界に。 だから、お前らも幸せになれよ? 【 エースくん 】

 現実の世界でも、まさしく彼の言った通りになりました。

 
 ありがとう、英寿。 そして深黄泉さん。

 
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