ショコラテリア

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誇りを一つ捨てるたび 我等は獣に一歩近付く 心を一つ殺すたび 我等は獣から一歩遠退く 2018/03/28 (水) 12:30:36

あるところに一羽の鳥と鼠の群れがいた。

鳥は鼠の村の酒場で酒を飲み、暴れるのでとても迷惑な存在だった。

ある日の朝、鼠達は鳥を殺すため 酒に毒を盛り 鳥がやってくる夜を待った。

そして、夜が来た。

鳥はいつも通り 酒場にやってきた。

いつもと違うところがあった。

大きい酒の瓶を持っていたのだ。

「鼠さん達 これを飲みましょうよ いつものお詫びです。どうかお受け取りください……」

鼠達は目を丸くし、目を見合わせた。

どういう風の吹き回しなのだろうか。

鼠達には理解できなかった。

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