ショコラテリア

短編集 / 15

34 コメント
views
15 フォロー
15
誇りを一つ捨てるたび 我等は獣に一歩近付く 心を一つ殺すたび 我等は獣から一歩遠退く 2018/04/01 (日) 20:08:17

はっ……聞こえる……海老の声がっ!

「食べて……私を食べて……」と言っている!

\ピコーン/

注文したメニューがレーンから流れてきますよ という合図の音が鳴る。

おっ、きたきた^^

すかさず皿を取る。

そして一つ口に頬張る!

美味い!

海老が僕の身体に取り込まれていく様を想像し、少しムラムラした。

いや、待てよ。

海老を僕が取り込んだのではなく、海老が僕を取り込んだのでは……

海老は粉々になり 僕の身体の一部として吸収される。

逆に言えば 粉々になった海老が僕の身体を吸収しているのだ。

通報 ...