ショコラテリア

[ss]タクシー / 1

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誇りを一つ捨てるたび 我等は獣に一歩近付く 心を一つ殺すたび 我等は獣から一歩遠退く 2018/03/12 (月) 17:58:23 修正

タクシーは止まることなく一直線に走っていった。

見間違いだろうか 黒い服を着た男が乗っていたような気がする。

乗客が急いでるんなら運ちゃんが俺を無視するのも無理はない。

あぁ……ついてねぇな俺。

俺が心の中で呟いていたその時、後ろから声が聞こえた。

「もしもし」

俺は振り返って後ろを向いた。

そしたらいたんだ! タクシーに乗っていたあいつが!!

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