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ヨット部を引退して / 5

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4年マネージャー 髙﨑遥 2022/11/16 (水) 10:55:59

いつもお世話になっております。
71代主務を務めさせていただきました髙﨑遥です。

引退してから約1週間が経ち、鳴りやまなかったヨット部関係のLINE通知が少なくなったり、金曜日の夜にそわそわすることもなくなったり、少しずつ引退したんだなと実感することが多くなってきました。
最近は、今までおろそかにしていた卒業論文に追われる日々を過ごしていますが、ヨット部と離れた生活を送っていると、これまでの大学生活がいかにヨット部によって占められていたかを改めて感じます。

後輩マネと一緒に他愛のない話をしながら作るご飯、荒れた海の中ずぶ濡れになりながら運転したレスキュー艇、練習後の花火、夜遅くまで続いた学年ミーティング。他にもいっぱいあるけど今振り返れば全部いい思い出です。
でも今1番に思い浮かぶのは最後に見たインカレでの光景です。
最終日APA旗掲揚後、旗を上げてハーバーバックしていく他大学の姿。最初で最後のインカレで感じた悔しさ、もっと頑張れたのではないかという後悔はきっと忘れられないと思います。

インカレが終わってから琵琶湖でみんなの前で一言話す時間がありましたが、寒くて上手く話せなかったので、ここで2つお伝えします。
1つ目は、「周りにいる仲間を大切にしてほしい」です。
ひとつの目標に向かって同じ時間を共有しながら一緒に努力できる仲間はなかなか出会えません。辛い時逃げ出したい時に愚痴を言い合ったり慰めあったりできる同回や後輩のみんな、応援してるよと温かい言葉をくださる先輩方のおかげであと少し頑張ってみよう、まだ頑張れると思えました。
みんなも部活をしながら隣にいる仲間の意見や価値観を大切にして支え合っていってほしいです。
2つ目は、主にマネージャーやサポートの子へ「どんな小さなこともチームの勝ちにつながっていることを忘れないでほしい」です。私がマネージャーを始めた頃は、本当に自分がやっていることが選手の役に立っているのか実感できず、ただご飯作りのために、レスキューを運転するためだけに部活に来ていると思う時もありました。3年生、4年生とだんだん先輩の立場になっていくにつれ、選手が海に出て練習してハーバーに帰ってくるその一連の流れの中にどれだけみんなのサポートが必要か、マネージャーの存在がチームの役に立っているかを理解できるようになりました。日々の練習の中で誰かが見えないところでやってくれる一つ一つのサポートが全て勝ちにつながっていること、そしてお互いへの感謝の気持ちを忘れないでほしいです。

ヨット部で過ごした4年間、決してあっという間ではなくて永遠のように感じたときもありました。それでも、一言では表せないくらいたくさんのことがあって、いろんな感情になって、何にも代えられない4年間になりました。1年生の頃は、4年生まで続けている自分の姿が全然想像できなくて、オフがあけて辞めていく同回を見て、続ける意味なんてあるのかと悩むことも多かったです。それでも辞めずに4年間やり遂げられたのは、温かい声援の言葉をくださるOB.OGの皆様、辛くても一緒に頑張ってくれる後輩のみんな、共に頑張ってきた同回、最後まで見守ってくれた家族のおかげです。

最後になりますが、ヨット部で過ごしたこの4年間多くの方に支えられてここまでくることができました。OB.OGの皆様、保護者の皆様、全ての関係者の皆様本当にありがとうございました。
今後とも金沢大学体育会ヨット部をよろしくお願いいたします。

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