あ、そうだ…!そー言えばキョウジもセレディって人に話を聞く行ってたよね?一応心当たり無いか電話してみよーかな。ピッ(CCMで電話を掛ける)
………………
ーイタリアの予選大会参加者控え室ー
伊丹キョウジ「……チッ…!あのクソジジィ…胸糞悪い野郎だァ…!人の母親を…しかも妊婦を部下に殺させて俺を誘拐しておいて拐った理由は使えると思ったからだァ…!?クソがッッ!!!」ダンッ!!(控え室の壁を蹴る)
伊丹キョウジ「……ヤベ……壁凹んでねぇよなァ…?…問題ねぇな。」
テレレッ♪テレレッ♪
伊丹キョウジ「あ"?電話かァ?」テレ…ピッ
伊丹キョウジ「…もしもし?」
お、繋がったねーもしもし?
伊丹キョウジ「夏波か……なんか用かァ?こっちはアルテミス予選大会の決勝戦前休憩だ。」
あぁ…大丈夫大丈夫ー。あんまり時間は取らせないよー?質問だけー。
伊丹キョウジ「……で、なんだァ?その質問は?」
えーっとね、確かキョウジってセレディって人に話聞きに刑務所行ったんだよね?その時にさー、十字を探せとかなんとか言われたよね?
伊丹キョウジ「…あぁ、そうだ。」
十字になんか…心当たりとかー…って…。
伊丹キョウジ「…………一応ある。」
えっ!?本当に!?何処それ!?今そこに手がかりとかあるとかそういう話しててさー!お願いだよ〜!教えて!
伊丹キョウジ「あぁ、教えてやる。……実はな、ワールドセイバーの研究所跡地がある…ワールドセイバーの奴等は研究所の場所を変える毎に街を巻き込んで爆破し放棄すんだよ…それがお前等の知ってるテロ事件の殆どだ。…だが、唯一残ってる跡地が存在する。」
そ、その場所は…!?
機械音声アナウンス「まもなく、決勝戦を開始します。選手の方は入場して下さい…。」
伊丹キョウジ「……わりぃ、試合の時間だ。また、後で電話する。」ピッ
えーっ!?ちょ、ちょっと待ってよー!?
ツーッ…ツーッ…
あー……切れちゃった…。
何か分かったのか?夏波。