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仏「美形店員」は雇用差別? 仏人権団体が調査開始

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米カジュアルウエアブランド「アバクロンビー&フィッチ(Abercrombie & Fitch)」が、外見を基準に店舗の販売スタッフを採用しており雇用差別に当たる可能性があるとして、フランスの人権団体が24日、調査を開始すると発表した。アバクロの新規開店イベントは上半身裸の「モデル」がずらりと並ぶアバクロンビー&フィッチは高級店が軒を並べる仏パリ(Paris)・シャンゼリゼ(Champs-Elysees)通りにも旗艦店を持ち、10代を中心に高い人気を誇るが、美形の男性販売員がしばしば上半身をさらけ出した状態で店舗内を歩き回ったり、店舗前で客を案内することで知られる。フランス国民の人権と自由の保護を目的に設立された独立系監視団体「デファンスール・デ・ドロワ(Defenseur des Droits、権利擁護者)」のドミニク・ボーディ(Dominique Baudis)代表は、調査開始について説明する声明で、アバクロンビーの雇用方針が「特に見た目を重視した差別的な基準に従っているように思える」と指摘した。ブランド公式ウェブサイトの採用情報を見ると、アバクロンビーは販売員を「モデル」の名称で募集している。デファンスール・デ・ドロワは、募集されている「モデル」は「実際にはモデルと販売員を兼任する職種とみられる」と指摘。「モデルの募集ならば、容姿を考慮することも専門的に不可欠・決定的な採用条件として正当化され得るが、販売員となると話は違う」と述べている。ボーディ代表はまた、アバクロンビーのマイク・ジェフリーズ(Mike Jeffries)社長が2006年に、あるインタビューの中で「美しい人々は、美しい人々を引き寄せる」と語って同社の雇用基準を正当化したとも指摘した。このインタビューの中でジェフリーズ社長は、「われわれはクールで見目の良い人々に服を売りたい。それ以外の人々には売りたくない」と語っていた。  (2013.7.26 AFPBB News)

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作成: 2019/03/20 (水) 19:37:42
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