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障害者の就職件数過去最高

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厚生労働省は15日、「2012年度における障害者の職業紹介状況等」を発表した。それによると、ハローワークを通じた障害者の就職件数は前年度比15.1%増の6万8,321件となり、3年連続で過去最高を更新した。また、就職率も同2.2%増の42.2%と、3年連続で増加した。就業件数を障害種別に見ると、身体障害者が前年度比6.9%増の2万6,573件、精神障害者が同26.6%増の2万3,861件、知的障害者が同11.9%増の1万6,030件、その他の障害者が同33.4%増の1,857件。このうち、精神障害者の就業件数は、2003年度と比べて約10倍に増加したことがわかった。産業別に見た場合、最も多かったのは「医療・福祉」で27.4%(1万8,753件)。次いで、「卸売小売」が15.1%(1万308件)、「製造業」が14.0%(9,589件)、「サービス業」が11.8%(8,047件)、「運輸郵便」が5.6%(3,795件)となった。また、前年同期比で見ると、「複合サービス事業」が前年度比12.8%減となったのに対し、「医療・福祉」は同36.4%増と大きく伸びていた。職業別の就職状況については、「運輸・清掃・包装等の職業」が31.7%(2万1,654件)で最多。以下、「事務的職業」が20.5%(1万3,993件)、「生産工程の職業」が12.4%(8,457件)、「サービスの職業」が12.0%(8,170件)、「専門的・技術的職業」が7.3%(5,003件)と続いた。障害種別に見ると、身体障害者では「事務的職業」(28.8%、7,666件)が、知的障害者では「運輸・清掃・包装等の職業」(48.1%、7,718件)が、他の障害種別より高い割合となった。また、全ての障害種別に関して、「サービスの職業」と「農林漁業の職業」における就職件数の伸びが、前年度比17.9%~94.0%増と大幅に増加していた。都道府県別の就職状況を見た場合、就職件数については、東京都が最も多く前年度比554件増の5,164件。以下、愛知県が同776件増の4,200件、大阪府が同351件増の4,126件、北海道が同456件増の3,192件、福岡県が同604件増の3,055件と続いた。就職率について見ると、富山県がトップで69.4%(前年度比9.6ポイント増)。次いで、岩手県が67.7%(同11.5ポイント)、福井県が58.7%(同8.2%減)、島根県が57.7%(同0.7ポイント増)、鳥取県が57.6%(同3.3ポイント増)となった。新規求職申込件数は、前年度比9.2%増の16万1,941件となった。  (2013.5.17 マイナビニュース)

オフィスタ
作成: 2019/03/20 (水) 19:35:45
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