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新卒離職率が低い企業

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いよいよ4月。今年はすでに桜は散り始めているが、初々しい新入社員が登場する季節となった。だが、当初は希望に満ちあふれた新人も3年後には中卒7割、高卒5割、大卒3割が退職する「7・5・3」現象が待ち受ける。定着率の高さは働きやすい会社のポイントとされる。先週相次いで紹介したCSR企業ランキングでも、新卒定着率は人材活用の重要な評価項目の1つだ。では、CSRに積極的な会社の定着率はどうなのだろうか。東洋経済CSR調査では、学歴にかかわらずすべての2009年4月入社の社員が3年後の12年4月に何人在籍しているかを聞いている(一部前年度になっている場合あり)。『CSR企業総覧』掲載1128社のうち、男女それぞれの人数を回答している799社のデータを使い、定着率の業種別集計と個別企業のランキングを作成した。まずは全体像をご紹介する。全体の定着率の平均は86.0%。男性87.5%、女性84.8%だった。これは「3年後に5割辞める」と言われる高卒も含む数字。男女差もあまりなく、さすがCSRに力を入れている会社ぞろいのため、高い定着率となっている。 ■定着率が高い電気・ガス業界 次に業種別に見ていこう。2社以上ある業種で定着率が最も高かったのは、電気・ガス業の97.7%(11社)。電力会社やガス会社は、地方では人気が高い会社の1つ。地元の優秀な大学生や高校生、Uターン学生などが多く入社する。階層が明確で賃金の高い海運業も97.6%(5社)と97%超。ほかに電気機器93.2%(83社)、医薬品92.6%(13社)なども高い。一方、低い業種は、証券・商品先物業63.9%(5社)、小売業69.6%(51社)、サービス業73.6%(48社)となった。土日の勤務が多い小売業は有給休暇取得率なども低い。休みにくい職場であることも退職者が多い要因かもしれない。  (2013.4.1 東洋経済オンライン)

オフィスタ
作成: 2019/03/20 (水) 19:33:20
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