オフィスタ・ハケンニュース

説明会さえ難関

0 コメント
views
0 フォロー

就職内定率最低 超氷河期 一流大学も苦戦  大学4年生の就職内定率が大幅に低下、いまだに内定を取れない学生も少なくなく「就職氷河期」再来の様相だ。先輩の苦境を肌身で感じている3年生は就職説明会に殺到している。  ◆ため息と嘆き 「厳しくなるとは聞いていたがこんなに決まらないとは」。昨年末、都内で開かれた4年生向けの企業合同説明会に参加した私立大の男子学生はため息をついた。今春の卒業が迫っているのに1社からも内定をもらっていない。別の私立大4年の女子学生も「1年上の先輩は『簡単に就職できた』と言っていたのに」と嘆く。  厚生労働省などがまとめた昨年12月時点の4年生の内定率は前年同時期比7.4ポイント低下の73.1%。2000年前後の「就職氷河期」の水準を下回り1996年の調査開始以来、最低だ。「厳選採用の傾向は一段と強くなり、3年生も同じような厳しさが続く」と予想する。  バブル崩壊で採用を大幅に減らし、社員の年齢構成がゆがんだ反省から多くの企業は「できるだけ毎年安定的に採用する」(鉄鋼大手幹部)方針を維持している。しかし、世界的な景気低迷を受けた事業規模の縮小で余剰人員問題が深刻に。採用枠は確保しながらも「いい人材でなければ無理には採らない」と、新卒採用を絞り込む企業が急増した。「東大や早慶などのトップ校も就職難は例外ではない」。  ◆説明会さえ難関 大学3年生は昨年秋ごろから就職活動を本格化。昨年末、就職情報大手が全国7会場で3年生向けに開催した企業合同説明会は、宮城県利府町、名古屋市、広島市、福岡市の4会場で参加人数が過去最高だった。昨年末に都内で開いた説明会には2日間で延べ約4万3000人が来場、予想した3万人を大きく上回った。就職活動を始めた国立大大学院の女子学生は「(企業を)選んでいると内定は出ない」と焦りを隠せなかった。 企業の採用説明会出席を申し込むインターネットのサイトでは、受け付け開始から5分もたたないうちに定員に達するケースも多く、説明会にたどり着くのも困難な状況が続いている。  (2010.1.19 フジサンケイビジネスアイ)

オフィスタ
作成: 2019/03/18 (月) 17:39:55
通報 ...