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人材紹介2009年度上半期の転職紹介状況

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ホワイトカラー転職紹介人数は、6か月で11,596人、前年同期比   47%となった。昨年9月以降リーマン・ブラザーズショックによる景況悪化の影響を受けたことが大きい。転職紹介人数を見ると08年上半期では24,779人であったが'08年度下半期(10-3月)は18,288人、そして'09年度上半期(4-9月)は更に落ち込み11,596人となった。  ●全体では前年同期比47%と大幅に減少した。求人企業業種別でみると電機/機械/化学等製造は特に大きく前年同期比33%となりIT、金融、コンシューマーも前期比50%前後と、軒並み前期大幅割れとなった。  ●不況のなかでも比較的強いメディカル業界は前年同期比85%と、2008年10-3月の前年同期比が78%であった事と比較すると業界別で唯一やや持ち直している。メディカルエンジニアやMRなど幅広い職種で求人が動いており、未経験求人も多い。  ●金融業界は前年同期比51%と2008年10-3月の前年同期比57%に対してさらに下がった。低迷が続く金融業界ではあるが、内資・外資系生保の営業求人が引き続き堅調なほか、最近では銀行の求人も動きはじめている。  ●一番落ち込みの大きかった電機/機械/化学等製造(前年同期比33%)は、春ごろから急激に求人が落ち込んだことの影響が大きかったが、自動車に使用する電池関連の求人など注力分野の求人が回復しつつある。  ●求職者の経験職種でみると、その他・一般事務が前年同期比31%と最も大きく後退した。電機/機械/化学等製造技術者も比較的大きく後退した。他の職種は概ね前年同期比50%台で推移している。最も後退幅が小さかったのは、求人企業別の傾向と同様にメディカル系専門職が前年同期比69%だった。  ●求職者在住地別を見ると、北海道・東北エリアを除く全ての地域で前年同期比40%台と、全国的に景況悪化の影響を受けていることが見受けられる。  ●転職時年齢別を見ると、25歳以下の若手層(第二新卒ゾーン)が前年同期比41%と、最も大きく後退した。他年代では36~40歳(51%)、41歳以上(59%)は他年代に比べ若干下げ幅が小さいものの、26~30歳(47%)、31~35歳(47%)も含めすべての年齢で大きく前年割れとなった。  (2009.11.15 (社)日本人材紹介事業協会)

オフィスタ
作成: 2019/03/18 (月) 17:36:01
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