メフォ手形
メフォてがた。ナチス・ドイツにおいて軍事費調達のために創出された割引手形。1933年から1937年までの軍事費総計
324億ライヒスマルクの内、メフォ手形によって捻出されたのは3分の2に近い204億ライヒスマルクと再軍備に重要な役割を
果たした。1933年政権を握ったアドルフ・ヒトラーは再軍備を目論んでいたが世界恐慌による不景気もあり財政難であり、
増税はナチスの支持層を失い、国債発行はインフレの原因となる。何より諸外国に秘密にする必要があったため、当時の
ライヒスバンク総裁ヒャルマル・シャハトは抜け道による方法を編み出した。まず国内の重工業各社が資金を出し合い
ペーパーカンパニー「有限会社冶金研究協会」(Metallurgische Forschungsgesellschaft、略称:MEFO」を設立する。
国防省からの受注を行った企業が手形を振り出し、MEFOがその引受人となる。ライヒスバンクはその再割引を保証し、
ライヒ政府が支払義務を負う。手形は3ヶ月で自動延長されるが、手形を受け取った企業の大半は満期を待たずに銀行や
ライヒスバンクで現金化していた。ほぼ無尽蔵に軍事費を拠出できたためドイツ再軍備に大きく寄与したが、いつかは
償還しなければいけなく、シャハトは市場にメフォ手形が溢れる前に発行を停止した。その代わりに国債を発行したが
メフォ手形償還も滞り支払のため紙幣発行を行ったドイツは財政破綻寸前となり、市場はインフレ寸前の状態になった。
1939年シャハト達のライヒスバンク幹部はヒトラーに解任され、結局ドイツは負債の穴埋めに他国を侵略・収奪する道を
取りその過程で第二次世界大戦が勃発し、1945年に敗戦となった時点でおよそ84億ライヒスマルクのメフォ手形が
未償還だった。軍事シミュレーションゲーム「Hearts of Iron IV」ではドイツのカンフル剤として登場するが
延長と引き換えに政治力を失う、不完全ではあるがメフォ手形の危険性を再現している。
若林様:
連載初期は全然みらやあおのこと好きでなかった桜先輩ですが変われば変わるものですね。
メイドロックオンはキャラは可愛いので、これ2話目以降あるかどうかですが続きがあれば読んでみたいと思います。
たくあかっ!は確かに話数が進み話も安定?はしてきたと思います、そろそろ単行本が気になる頃です。
ばっどがーる7月に単行本4巻が出ますがその前の表紙なのでもしかしてを期待したいところです。