24裁判心理学

投稿の手引き / 73

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F22046 2024/10/08 (火) 22:14:19

今回、先生がおっしゃっていた裁判所側の色々な資料から特定するプロセスは臨床側のプロセスと似ているというのはとても共感した。似ているからこそ、臨床側ではない方達に臨床の分野について学んで頂きたいと思う。しかし、似ているからこそ気をつけなければいけない事があると考えた。それは「自分でストーリーを作ってしまう」という事である。検察側でも、臨床側でもその人の解像度を上げる際に色々な情報を集めることになると思うが、もちろん本人から聞き出せないことやその聞き出せた事が本当のことなのかどうかその判断を下さないといけない。その中で自分のエピソードを作り、絶対こういうストーリーだ、といった考え方に陥ると真実を見過ごしてしまうことに繋がるのではないかと考えた。また、被告人が無罪になった場合その遺族への精神的なダメージをどの様にケアするか、そこまで考えなければその遺族が報復をする。なんていうケースもあり得るのではないかと考えた。最後に介護殺人事件について、これに関しては昔からよく聞くケースであるなと思った。介護で疲れ、殺害してしまったり、殺してくれと頼まれ、殺害してしまったり、などなど介護の辛さから殺人に走ってしまうケースは私が小さい頃からよく聞いている。これに関してはどう対策しても仕方がない事なのかなと思う。理由としては介護の想像を絶する辛さにある。私の身近に介護施設で働いていた人が居たが、その人から聞く介護の過酷さを聞くと、お金が発生しているからこそ問題なく稼働しているだけであってそこにお金が絡まなくなった場合、そこはもう介護とはかけ離れた殺人現場に成りかねないなと感じたからである。(恐らく過酷さは介護施設による。どのくらい認知症が進行した人がいるかどうかなど…)

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    satsugakushinri 2024/10/12 (土) 14:03:17 >> 73

     ストーリー(物語)構築は出来事理解の一つの方法で、日常でもやっているぐらいだから、それを使わないようにするのは難しいですね。「別様の物語もあり得る」という観点を併用すればいいかもですね。被告人に対しては弁護士がつきますが、遺族は検察官や裁判官が何かしてくれるわけではないので、遺族保護の何らかの措置があるといいと思います。民間ではありますが、公的に支援する制度があってもいいかもしれません。介護も酌量の余地は多々あると思いますが、こういうことにならないようにできたらいいですね。
    6点差し上げます。