24裁判心理学

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F22099 2024/10/08 (火) 14:01:28 13e98@b2a28

今回の講義を聞き、司法側が臨床側が鑑定した結果を受け入れて被疑者の更生余地の有無を考える必要があると考えられるが、司法側は臨床側の見解を全て受容することは到底考えにくい。臨床側がいかに信ぴょう性のある精神鑑定や面接を行うかにかかっていると考えられる。しかし、いくら被疑者の見えない心を検査結果として出しても司法側は結果を完全に考慮して判決の判断をしないだろう。
臨床側が被疑者のために様々な検査面接をし、更生の余地があることや精神疾患での減刑を提示しても世の中からは反対する意見が多くある。そのため臨床側が被疑者に対する検査をしてもあまり司法側とっての手段としてはならないように思える。なぜなら司法側と臨床側では情状酌量や被疑者に対しての見解が異なるため、全員が同じ量の実刑を求めることは不可能なためである。司法側がおおまかな心理学を勉強するだけでは両者の納得のいく判決にはならないと感じる。臨床側の検査を司法側に録画などの形で公開し2者共通で被疑者の理解をする必要があると考える。2者で意見が対立した際に適宜話し合いの場を設けることが大切である。この場は臨床側としての最大の説得の場であるため被疑者の過去や精神疾患についてこと細く説明する必要がある。しかし、法律には抗えない臨床側にできることも限られるため情状酌量の弁解や更生できるか否かを判断することも限界があるだろう。その限界を越えるにはどのようにしたら良いのか過去の判例を調査し考える必要がある。法曹三者には抗えない臨床側ができることは被疑者の背景や心情を読み取ることだけであり、司法には響くものがないのかもしれない。

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    satsugakushinri 2024/10/12 (土) 14:02:25 >> 70

     世間の意見に左右されず判断を下すことが裁判所に求められる姿勢のはずなんですけれどもね。世論を考慮することと、世論に阿ることは別なわけで。
     専門家の判断を裁判所がどこまで理解できるかも鍵です。議論は法廷で行なわれます。証人尋問という形で。あるいは特別弁護人という形で、弁護士以外が弁護の主張をする機会があります。専門家の意見が裁判官に響くかどうかは、専門家の鑑定結果やその説明にもかかっていますが、一方で裁判官にその分野に関する知識と理解も必要とされます。証言の信用性判断など、裁判官の仕事との差異がどうもわかってもらえていないようです。
     「法律に抗えないためにできないこと」ってどういうことですか。
    7点差し上げます。