F22062
2024/10/01 (火) 15:32:09
562ee@ca530
今回の講義で人間が人間を調べることの難しさを再認識した。ポリグラフ検査(嘘発見器)で余剰変数の作用によって嘘だと出た場合(神の視点によって)、人間側は質問への回答が嘘と判断されたのか、余剰変数によって嘘と判断されたのか見分けはつくのだろうか。また、精神鑑定の話でもあったが鑑定に客観性を持つために学生にやらせるなど、対人間にすることで無意識での行動に判断が左右される、されないということに振り回されているのではないかと思った。剰余変数の統制をしても確実に剰余変数に左右されないとは言い切れない。このような問題に現在の捜査や精神鑑定はどのように対応しているのだろうかと気になった。これからAIがもっと普及してくると思うが、ポリグラフ検査や精神鑑定で客観性を持つという考えから質問者をAIにしてみるという考えはないのだろうかと思った。
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コメント失礼します。
私も同様のことを考えました。客観性を持つためにAIを導入するのはどうなのか、と。AIが全知全能の神のような存在になることが出来れば導入を急いだ方が良いかもしれませんが、残念ながら現時点ではそうではない。しかも、誰がどの情報をインプットするかによってAIにも偏りが出てしまう。日本文化や日本語の情報を多く取り入れたAIは日本人に近く、アメリカの文化や英語の情報を多く取り入れたAIはアメリカ人に近くなる。そこには差別・偏見の歴史や死刑制度への意見なども含まれるかもしれない。(アメリカでは未だに黒人差別が話題にあがるように。)AIが中立的な判断を下せたとしても私たちが納得できない結果になったりもしかするとそれだけは許せない!という結果になることもあるかもしれない。人間社会においてAIの導入は難しいのかもしれないとも考えました。
AIの導入によって、何について客観性を保障しようとするのかを明確にして議論すべきです。測定ですか、結果の評価ですか? AI導入にあたって議論すべき様々な問題があるという意見には賛成です。他の受講生の方へのコメント、ありがとうございます。学びあいましょう。
6点差上げます。
なお今後、他の投稿へのコメントを投稿する場合は「>>投稿番号」という機能を使ってみてください。今回だと、>> 31とするということですね。
F22062さんへ
剰余変数をどう統制するかは、「心理学硏究法」で習ったと思います。ゼロにすることができれば理想ですが、できない場合はランダマイゼーション、カウンターバランスといった方法があります。「剰余変数が存在するから使用しない方がいい」と言うと、捜査側が困ります。捜査側の視点にも立って、まずこれらの可能性を考えるべきでしょう。
剰余変数は実験法の概念なので、精神鑑定に当てはめるのはどうかな。面接や検査を通して、標的である変数を測定できるかが精神分析の肝だと思いますが、これは測定の妥当性の問題かと思います。
質問者をAIにすることで、どういう利得があるのですか。ポリグラフ検査や精神鑑定における何の客観性なのでしょう。AIの利用は、ポリグラフ検査結果の評価で利用可能だと思います。
「余剰変数」→「剰余変数」ですね。
6点差し上げます。