われらまちの農縁団
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2016/05/18 (水) 14:33:35
廃棄分の乳代補填 全国の酪農家が拠出 熊本地震で中酪
日本農業新聞(2016/5/14)
中央酪農会議(中酪)は、熊本地震で生乳廃棄に追い込まれた酪農家の乳代を一定額補填(ほてん)する「とも補償」事業に乗り出す。全国の酪農家が原資を出し合い、指定生乳生産者団体(指定団体)を経由して補償が農家へ行き渡るようにする。東日本大震災時にも産地を救った「助け合い」制度であり、生乳生産量全国3位を誇る酪農県・熊本の復興へ、再び支援を結集させる。
指定団体の九州生乳販連が被害状況を取りまとめた後、補填額や受け渡し手法など細部を中酪が中心となって詰める。「損害の程度がまとまり次第、速やかに補償したい」(総務部)と話す。
4月14、16日に起きた最大震度7の地震で熊本県内の酪農現場は停電や道路の寸断、乳業工場の操業停止が発生した。県のまとめによると、生乳の廃棄や乳牛の圧死など畜産・酪農分野の地震による被害額は、推計で9億7645万円に達する見込み。
被害が大きかった阿蘇地域を中心に、酪農家が搾った生乳を出荷できない事態も生じた。現在の出荷乳量は被災前の水準に戻りつつあるが、廃棄分は収入減となるため、中酪は県内酪農家の経営安定に向け、対応策を探ってきた。
「とも補償」は2011年の東日本大震災で被災地の生乳廃棄が起きた際にも実施。全国から約2億4000円が集まり、酪農家の経営を助けた。
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=37509
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