熊本地震 補正予算案7780億円に 閣議決定 種子、施設修繕を支援
日本農業新聞(2016/5/14)
政府は13日、熊本地震からの復旧・復興に向けた総額7780億円の2016年度補正予算案を閣議決定し、国会に提出した。農業分野では、被災で水稲から大豆などへ転換する際の種子代の助成や、農業用ハウスの再建に向けた補助率引き上げなどを行う。同日審議入りし、17日に成立する見通しだ。
補正予算案は省庁ごとに予算額を積み上げる従来の編成と違い、あらかじめ使い道を定めない予備費が約9割を占め、成立後に事業を組む。農水省では来週半ばに農業支援策を発表する方向だ。
森山裕農相は13日の閣議後会見で、現在検討している農業支援策の概要を明らかにした。
水利施設の破損で稲作が困難となった農業者向けに、代替で植える大豆などの種子代や農作業委託費用を助成する。被災した農林水産業の共同利用施設などの再建・修繕に対する支援も行う。
畜舎やハウスの再建・修繕に充てる被災農業者向け経営体育成支援事業は、国庫補助率も引き上げる。熊本県からは、国庫補助率を現行の3割から5割超に引き上げるよう要望が出ていた。
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=37510
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