われらまちの農縁団
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2016/05/09 (月) 18:58:11
阿蘇地方の一部で田植え、めど立たぬ農家も 熊本日日新聞2016年05月09日
親戚に手伝ってもらい、田植えに臨む小野邦博さん(右)。後方中央は往生岳=8日正午すぎ、阿蘇市蔵原
熊本地震で大規模な農地被害の出ている阿蘇市で、平たん部より約1カ月早い田植えが始まった。例年だとこの時期、阿蘇谷の多くの田に水が張られるが、今年はごく一部。作付け可能な農家は「運が良かった」と、慌ただしく植え付けている。
同市によると、昨年のコメの作付面積は約2600ヘクタール。今年は市西部を中心に、地震で農地の地割れや水路の寸断・損壊などが見られる。被害が比較的小さかった地区の一部で、数日前から田植えが始まった。
このうち蔵原地区の小野邦博さん(55)は7、8日、地元と黒川地区の計16ヘクタールにコシヒカリの苗を機械で植え付けた。地区には田植えのできるめどが立っていない農家も多いといい、小野さんは「例年通り作付けできて良かったが、周囲のことを考えると複雑」と気遣う。
阿蘇土地改良区などによると、被害のあった水路の修復を急いでいるが、水稲の作付けが困難な農家には、大豆やそばの転作を勧めている。(岡本幸浩)
http://kumanichi.com/news/local/main/20160509004.xhtml
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