【熊本震災】農業経営者と支援者を結ぶ掲示板

農業に関連する現地情報 / 45

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われらまちの農縁団 2016/05/05 (木) 22:55:51

熊本地震 営農再開阻む土砂 インフラ復旧急務 南阿蘇村
日本農業新聞(2016/5/5)
 熊本地震で土砂災害が発生した熊本県南阿蘇村の山王谷川。斜面から崩落した土砂が下流の農地を覆い、水田と定植直前のハウスをのみ込んだ。水源も土砂で封鎖され、稲作再開のめどは立たない。激甚災害には指定されたが、被災現場では、どこまで農業が復旧できるのかと不安が募る。
  同村長野地区にある渡辺和徳さん(47)の水田を真っ黒な土砂が覆う。水稲は1.8ヘクタールのうち30アール程度しか作付けできないという。定植寸前の夏秋トマト用のハウスも3分の1が土砂にのみ込まれた。「泣くにも泣けん。無収入やけん」
  同村は、主要道路が寸断、橋が崩壊し、インフラ復旧に時間がかかるとみられる。農地として使うには4、5年かかる見通しだ。「自力ではどうしようもできん。激甚災害に指定されても、どこまで農業を立て直せるのか」。先の見えない不安を抱える。
  同村の長野浩之さん(52)は、畑に行く農道が通行できず、今期はトマトの作付けを諦めた。農薬や肥料を購入し、マルチの被覆も済ませた直後の震災で、苗のキャンセル料を含め資材の支払いという現実を突き付けられている。「望みの米も水源が確保できていない。どこまで復興できるのか」と不安は高まる。
 生産者からは「家屋や道路の復旧に加えて、営農復興にも十分な対策をお願いしたい」と切実な声が上がる。JA阿蘇営農部南部地区は「まだ被害がまとめきれないくらい影響が大きい」と説明し、今後のインフラ整備の必要性を訴えている。
http://www.agrinews.co.jp/modules/pico/index.php?content_id=37366
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