【熊本震災】農業経営者と支援者を結ぶ掲示板

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われらまちの農縁団 2016/05/02 (月) 19:35:14

支援の手ミスマッチ 熊本地震ボランティア  熊本日日新聞2016年05月01日
熊本地震の被災地を支援しようと大型連休を利用して多くのボランティアが駆け付けているが、支援ニーズとのミスマッチが一部で生じている。掘り起こしが進み、要望が変化すれば、人手不足が生じかねないとの懸念も出ている。
 「必要な支援とボランティア希望者とのバランスがとれていない」。30日、西原村の災害ボランティアセンターで受け付けを担当する末永克[つよし]さん(46)=宮城県=は打ち明けた。東日本大震災の復興支援を手掛けるNPO理事長。地震発生後、熊本へ駆け付けた。
 多数の家屋倒壊が報じられた西原村には、家財道具などを運び出す力仕事で貢献したい人が多数訪れている。しかし現時点でその類いの要望は少なく、支援物資の整理などを依頼。希望受け付けを断るケースも出ている。
 南阿蘇村は29日から、被災者宅での支援を開始。ボランティアは片付けやがれきの撤去などに汗を流した。今後はさらに個人からの依頼が増えると見込んでおり、県内に限ってきたボランティア対象者を県外に広げる必要性も出てきている。
 ただ、「宿泊先の確保が困難で、道路事情が悪いことが懸念材料」とセンター長の里浩士さん(55)。今後の受け入れ態勢に頭を悩ませている。
 また、250棟が全半壊するなどした嘉島町は「受け入れ側のマンパワーが足りない」。1日からこれまでの約3倍に当たる約100人のボランティアを募るため、「長期参加できる人に運営にも加わってもらえないか検討している」と言う。
 一方、希望者がニーズを上回る状況が続く熊本市。市社会福祉協議会によると30日は1221人を受け付け、大半が個人宅の片付けなどをした。しかし約60人は仕事がなく、受付場所の花畑広場周辺を清掃。1時間半ほど早く締め切ったため、相当数が受け付けさえできなかったとみられる。
 西原村で活動する末永さんは、「ボランティア活動が広く理解されるまで1カ月ほどは掛かる」と指摘。個人宅の片付けなど潜在的なニーズがあっても、「知らない人を家に入れるのは抵抗がある。評判が口コミで広がればニーズとして出てくる可能性がある」と言う。変化する被災者の要望とボランティアの善意をどうマッチさせるか、腰を据えた取り組みが求められている。(熊本地震取材班)
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災害ボランティアセンターで参加を申し込む希望者ら=30日、南阿蘇村

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