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『Iの悲劇』米澤穂信
平均85点(最高点95点、最低点73点)
・米澤穂信なりのおふざけも入れつつ、相変わらずの技巧の高さにより描写される謎や自治体・公務員の現状・悩みは読者を本に引き込ませる。
・キャラ同士の会話やテンポが良く、読みやすい。
・地域復興プロジェクトの難しさを知ると同時にある種のやるせなさ・悲哀も湧いてくる。
・ミステリオタクの妄想通りにやっているところもあれば、コテコテには書かない話もあり楽しめた。
・10年単位で書いているとは思えないほどキャラや話が一貫していた。
・結末も良く、面白い。米澤穂信らしい終わり方。
・全体的にトリックがわかりやすく、キャラにリアリティがありすぎたかもしれない。
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