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課題本と感想 / 21

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7月29日 例会
『MM9』山本弘
83点
・MMはちょうど地震学のテストを思い起こす。
・怪獣対策がこの作品だと気象庁になっているが、生物関係は環境省じゃないの?という疑問が浮かんでしまう。
・今までシン・ゴジラ系の人間が独力で倒すものが最後の話でウルトラマンものに大幅に変わるけど、短編で読みやすく面白い。
・有川浩の『空の中』みたいな 未知なるものに対する恐怖と向き合いながらコミュニケーションは良い。
・平成ガメラやシンゴジラに似ている。
・日本国内で話が主に完結してしまうので、海外とのやりとりの詳細なものが欲しい。
・国の機関が主人公の時点でシンゴジラみたいになる。
・作者がトンデモ科学学会に参加しており、エセ科学を批判しているので設定にこだわってものを書いている。
・それぞれの怪獣のモデルは何なのか想像しながら読める楽しさがある。
・怪獣を分析して倒すというのが好き。
・ウルトラマンのように協力して倒すのも、人間が独力で倒すのもどちらのスタイルも好き。
・ただ人間が自分は関係ないと思う、例えばウルトラマンが窮地に陥ったら絶対に助けないみたいな状況は嫌いである。そこで現場の人や関係者と上層部の間で意見が分かれる展開は好きである。そこで上層部の心も揺り動かされる展開の方が個人的には好き。
・神話宇宙というのは良い発想だと思った。怪獣自体物理法則に反しているのでそういう世界だと納得する必要があるが、この神話宇宙のおかげでスルッと納得できる。この理論で話も動いていくので面白い。
・2巻では宇宙怪獣が出てくるそうなので、とても気になる。

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