魔法少女に紹介したい作品
[超力戦隊 オーレンジャー第4話
『怪奇!!鉄人パパ』]
★あらすじ
地球侵略を企む機械でできた体を持つ者達【マシン帝国バラノイア】がマシン獣を送り込んできた!
オーレンジャーは迎撃を行うが逃げられて…
▼オススメポイント
大谷巡査が格好いい&深い
交番に勤務してるお巡りさん。
お父さんを慕う息子 ひろしに連れられて、オーレンジャーの駐車違反を取り締まるために現れるが…
■熱い警官魂はまさに鉄人!!
襲い来る化物に逃げるどころか拳銃を構えて、接近してくるマシン獣にひたすら撃ち込む度胸!
腕に噛みつかれ悲鳴をあげながらもなんとか引き抜こうと足掻く巡査。
駆け付けたオーレンジャーに助けられて病院で治療されるが…
翌日、普通に勤務している!!
昨晩、腕を擦りながら怯えていたのに…なんという警官魂!
=哀れ、漢の勲章!化物の侵食!!
なんと!噛みつかれた時に傷から《金属アメーバ》が入り込み…大谷巡査はマシン獣になってしまう!!
己を見失い、息子や大勢の子供達を拐ってマシン獣増やす企みに加担させられてしまうのだ!
駆け付けてきたオーレンジャーとの戦いの最中、息子 ひろし叫びに僅かながらの親の本能が呼び起こされ、ひろしを助けてその場を離れるのである!
●これぞ、警官魂!誇りある雄姿!!
一時的に人間に戻った大谷巡査
戸惑う彼に息子が叫ぶ
「父ちゃんが悪いんじゃない!変な生き物が父ちゃんの体の中にいて、それが父ちゃんに悪いことをさせていたんだ!!」
それを聞いて戦慄する大谷巡査
「俺の体の中にそんなものが…!?」
嘆く大谷巡査、そこに追いかけてくるオーレンジャー達…その姿を見た大谷巡査は息子をオーレンジャーの前に突き出して…
「来るなぁ!」
自分のこめかみに拳銃を突きつけながら叫ぶ大谷巡査
「ひろしを連れて逃げてください!自分は…っ!自分は!警察官です!自分の中にいる生き物はっ!自分のっ、力でっ…!」
「やめてくれ、父ちゃん!父ちゃんは死ぬつもりなんだ!そんなの嫌だ!」
一人の人間として、一人の警察官としての責任と、親として息子をおいて死ねないという感情がせめぎあった大谷巡査は…!
「ううううっ…あああああああ!」
その場から逃げ出すことしか出来なかった
総評:己が今まで積み上げてきた人生に誇りと責任を持つからこそ自害を選ぼうとした覚悟と、愛すべき者がどうなるかを省みたからこその苦悩と逃避が人間の弱さと強さを訴える名作