真昼の迫真ランド

【SS】Requiem:channel / 152

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相原ガガ美 2022/01/28 (金) 22:39:22 修正

「ほーん、やっぱ殺されてたんか。ポッテ…雷電…はる…」
「ま、ええわ彡(^)(^)、あんたえらい強いみたいやなぁ」

ソゥメンは部屋の隅に覆い被さった様に棄てられたかつての同胞の亡骸を見ても、動揺するどころかむしろ此方の実力に感心するように薄気味悪い笑みを浮かべている。

「その顔は確か"西部街の吸血鬼"ホーモォ?♡レートS+の大物♡」

「吸血鬼…?もしかしたらカフェオレの親戚さんやないか?」

「はー?ありえないんですけど!こんなダッセェ服着てる包茎チ○ポと同じ血が流れたらめちゃくちゃ不愉快!!死んだ方がマシ!!」
「…だ・か・ら♡冥土の土産に"本物の吸血鬼"って物を見せてあげる♡吸血鬼のモノマネさん♡」

「ほなワイは手出ししない方がええか。彡(゚)(゚)」
"上"で待っとるで。」

「ほぅ、この俺も随分舐められたモンだな。こんなメスガキのサキュバス紛いが相手とは。」
「いいだろう、見せてみよ。その"本物の吸血鬼"とやらの実力をな。」

「…ふーぅ♡"血砕晶(けっさいしょう)玉響(たまゆら)"!!!」

峰薇戸楓のコウモリの様な翼の周囲に血液の色によく似た菱形の結晶が形成され、瞬時に此方に飛来する。

「…下らん。」

反射的に片脚を上げていた俺は此方に飛来した結晶を、アーチを描くように蹴り上げ一つ残らず粉砕する。

「こんな物なのか?"本物の吸血鬼"というのは。」

「まだまだぁ!♡"紅雨沫(あかあまつ)紅凛(こうりん)"!!」

峰薇戸楓が両手の五指を組み、両掌をこちらに合わせると無数の血が五月雨の如く此方に降り掛かる。
コイツの狙いは俺だ、下手に回避すればリファエルに被弾しかねない。
ならば…真正面から全弾受け切るのみ…!

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