「みゆき」について。4話まで見ましたので報告します。
ここから先は完全な「ネタバレ」ですので、見たくないという場合は、以下を開かないでください。
時系列としては、だいたい以下のとおりです。
1 遠い未来において、協会は旧型でんこを、新型装置の搭載によって新型へと更新することを決定。
2 みゆきのいた支部は、経済的事情から全でんこを更新出来ないので、最も旧型であったみゆきの凍結を決定、みゆきも納得の上で、これを受け入れ凍結される。
3 不運な事故のため、凍結中のみゆきと一部の支部スタッフ以外、でんこを含め、消失。
4 残されたスタッフは、資材をかき集め、みゆきの凍結を解除、装置を搭載して新型でんこへと更新。
5 ショックを受けつつも、マスターのもとへ派遣される(以上、4話目相当。)。
6 コタンやヒメギとの交流(1~2話目相当)や、マスターとのお出かけ中も、「支部のみんなとの思い出」がよぎり、「なぜ自分が、自分はでんことしてふさわしいのか?」と自問自答の日々を過ごすうち、心労でダウン、セリアともえに看病される(3話目相当。)。
おそらく5話は、思い出を大切に胸にしまい、未来へと一歩を踏み出すのであった、的なよくあるハッピーエンドだと思います。奇しくも、茉優さんご指摘のとおり、「死別」という暗い設定ですが、既存のSLでんこが、コタンとヒメギがheat属性で明るいキャラ、アンナは同じcool属性だけれども文字通りクールなキャラ、に対して「陰のある」キャラメイクをしたものと思います。その背景には、旧時代の象徴である蒸気機関車の現状があるものと思われます。
キャラ設定において意識されているのは、他の具体的な蒸気機関車とのつながりというよりは、蒸気機関車という存在それ自体のように思いました。