知佳
2023/12/04 (月) 11:41:37
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密漁監視船の、ヒトツバタゴの咲く島ならではの使い道
先にも述べたように、鰐浦沖 (正確には海栗島周辺海域) は優良なアワビの生息域であったため、頻繁に隣国の密漁船が、主に深夜になると出没し、高圧ポンプを使った潜水服を着て気力・体力の続く限り乱獲し、本国に持ち帰っていた。これに対抗し、恐らく豊・鰐浦の連合チームであろうが、高速クルーザーを使ってこれらに対処しようとしていた。 写真のように第7管区保安庁は比田勝港に巡視艇基地を持っていたが、彼らは地方公務員、極端なこと言えば夜間は基本動かない。 というより、建前上密輸や武器・薬物の取り締まりには熱心に当たってくれたが、当時密漁となるとのらりくらりと言い逃れをし、本腰を入れてくれなかった。
そこで、これも建前上ではあるが、村の青年団がクルーザーを駆り入れ、対処に当たろうということになった。 ところがである。 相手は知っての通り、密漁に隣国まで出かけようというほどの強者だから武装をしている恐れがある。 おまけに、仲間が酸素ホースを伸ばし、海底で作業をしている。 クルーザーが来たからと言って、おいそれと退却してはくれない。
クルーザーの乗組員は遠方から双眼鏡を使い、果たして自国の船か、或いは隣国のソレか、はたまた酸素ホースを垂らしているか見届ける程度のことしかできなかった。 最終的にはそれを証拠に海保を呼ぶしかなかった。
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