知佳
2024/04/01 (月) 17:36:58
d0bf3@909a7
四畳半での謝礼 ~危険極まりない漢との恋愛遊びに耽る妻~
中西音羽は夫で某有名企業の戦士 慎悟の妻。 夫の稼ぎ出す企業報酬というヤツで悠々自適な生活を送っていたが暇を持て余し、最近ちょっといけない遊びを覚えた。それは漢遊びには違いないが、ただの漢遊びではない。
美貌を武器に慎悟の心を射止めはしたが、それもこれも相手が裕福なればこそ。 結婚以前もそうなら結婚後も、逃げられては困るので亭主が強く言い出せないことを良いことに、いろんな男に誘われ、お付き合いと称し飲み歩いた。
だが、ここに来てお酒をただ飲むというのも飽きたし、かといって愛だの恋だのをそこから先進む気も度胸もないくせにやたら使って誘いかけて来られるのももうんざりだった。
五十路を過ぎている。 それこそ随分長い間歓楽街をうろついてきたので、水商売の漢に声を掛けられ、愛を囁かれたりお金をねだられたり、挙句の果てに騙されたりなどということに慣れ切っている。
周囲から多少なりとも大人と認められるようになった年代には音羽も、行き交う漢の甘い言葉をささやかれ、たちまちその気になってしまっていた。
結婚し、しばらくは大人しくしていたが、なにせ夫の慎悟ですらも言葉に気を遣うほどの美貌。
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