知佳
2024/03/25 (月) 17:38:05
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四畳半での謝礼 ~晩秋の色事~
「その女の情報を訊きたかったら、ウチの言うことに素直に従いなさい」 亭主が留守だというのに、明らかにアレ目的と分かる言葉でリビングに通された。 亭主用に誂えたであろう、貧乏長屋に不似合いな豪華なソファ-に腰掛けるよう促された。おばちゃんは哲也の足元にしゃがむと、ズボンの前の膨らみに手を置いた。 仲間も恐らく手を出すだろうと予測し、釘を刺したのだろうが、そんなことなどお構いなしと言った態度だった。
旦那は女房が薬物に染まってるだの、漢を連れ込み自分の椅子を使い、淫行に及んだなど、知る由もない。
下手すればすべてを失うというのに、思い切ったことをする。 どうにも我慢できないとは、こういうことを言うのだろう。
「見て。 こんな状態になってるんだから、相当溜まってるわよ」
膨らみを触っただけでこんな言葉を発してきた。
そうであろうことは、前々から気付いていた。 食をあてがってもらってる以上溜まったからと言ってのしかかるわけにはいかない。
しかしながら哲也の場合、多少粗食であっても溜まるのだ。
しかもこの日相手をしてくれてる女は、そのおばちゃんが世話にしてくれた客のひとりだ。 膨らんだ所を触ってもらえたからといって、そのお礼に脱ぐことなどできない。 恩を仇で返すことになるからだ。
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