知佳
2024/02/11 (日) 07:11:31
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長編官能小説 『加奈子 悪夢の証書』 第15話 Shyrock作
わずか5分が、加奈子にとっては30分にも40分にも感じられた。阿久原は時計を見ている。
ようやく地獄の苦しみから解放される時がきたようだ。
「園木、トイレに連れて行ってあげなさい。」
加奈子の羞恥心をより煽るためには、阿久原たちの見ている前で加奈子を排泄させることが望ましいのだが、補助便器の用意もなく、また阿久原自身がス〇〇ロ趣味を持ち合わせていなかったことが、加奈子にとってはせめてもの救いと言えた。
苦悶に顔を歪める加奈子を、園木はトイレへ連れて行った。
駆け込むように便座にしゃがんだ加奈子の菊門から、園木は栓を抜いてやった。
トイレで排泄を済ませた加奈子は再び阿久原の待つ悪魔の部屋へと連れ戻された。
阿久原は胡坐座りで悠然とした態度で煙草をくゆらせている。
「すっきりしたかいな?」
憎々しげに見つめる加奈子に、阿久原は事もなげに囁きかけた。
「・・・・・・」
阿久原は顔を横に向け煙をプイと吹き出した。
「がははは~、そんな恐い顔せんでもええがなあ。」
「どうして私にこんな酷いことをするんですか!いくら契約書を守らなかったと言ってもあんまりです!まるであなたは鬼です!!」
「鬼かいな?節分はまだ先やけどなあ。がははは~」
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