知佳
2024/02/04 (日) 10:35:30
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長編官能小説 『加奈子 悪夢の証書』 第8話 Shyrock作
園木は溝に指を填め込んで軽く前後に往来させた。
加奈子の尻がぷるっと震える。
「いやっ!」
「ふふふ、社長、このとおりです。」
園木は濡れて光った中指を見せた。
「へえ~、もう指がテカテカになっとるやないか。ちょっと触られただけでもう感じまくりかいな。ほんまにスケベーな奥さんやなあ。」
「感じてなんかいません!」
「そうかな?感じてないのにどうして濡れるの?奥さん。」
「・・・・・・」
意地悪な質問が浴びせられ、加奈子は返事につまった。
夫が他界して以降、まだ若い身空で“性”からは久しく遠ざかってしまっていたが、かといって自身、性への渇望はそれほどなかった。
まれに夫を想い出し、枕を濡らしながら、ひとり自分を慰める夜はあったが、それは愛する夫ゆえの行為であると思っていた。
そんな純粋な思いが、突如現れた二人の男たちに無残にも踏みにじられてしまった。
「社長、ここは社長ご自身の指で確かめていただかないと・・・」
園木はニタニタしながら阿久原を囃し立てた。
「えっへっへ~、そないに言うんやったら私も・・・」
園木のほっそりとした指とは対照的な、節だらけの太い指を加奈子に突き立てた。
「きゃあ~~~~~~~!!」
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